武藤敬司は、「HOLD OUT」をはじめ人気テーマ曲が多数ある中でも、自分が一番思い入れが有り大好きなのは、この「トライアンフ~伝説」である。このテーマ曲は、自分の記憶が確かであれば、1995年9月23日横浜アリーナ、G1クライマックススペシャル大会での対スティング戦から使用されていると思う。この大会は、UWFインターナショナルとの本格対抗戦前のビッグマッチで、長州&永田VS安生&中野戦で有名な大会。ただ、この初使用時は、それほどインパクトが無かった印象。

 

初めに聞いたときから、何となく気になるテーマ曲だったものが、大好きになったのは、その後の1995年10月9日東京ドーム大会、新日本プロレス対UWFインターナショナル全面対抗戦での対高田延彦戦。入場時の期待感MAX的な盛り上がりと、我を忘れる位、生涯最高のプロレス感動的瞬間であった、4の地固め勝利後に流れたエキサイティングな盛り上がり。テーマ曲の好みが、ライヴ観戦時の体感に、最も影響された象徴的な大会だった。その後も、何度か聞いているこのテーマ曲ではあるが、初戦?とこの1戦以外は、ほとんど思い出せない。(武藤選手は、すぐにテーマ曲を変えるから…!)

 

 

このテーマ曲は、ロイヤル・ハントのAndré Andersenが作曲し、SOLO PROJECTとして演奏。ロイヤル・ハントは、デンマークのプログレッシブ・メタルバンド。1988年、アンドレ・アンダーセンを中心として前身バンドとなる「APART」を結成。1989年にワールドワイドな活動を目標に現在のバンド名に改名。メロディアスなメタル・サウンドが人気を得、特に日本ではD. C. クーパーが在籍していた1990年代中頃から後半に入場テーマとして楽曲を提供した蝶野正洋率いるnWo JAPANのテーマ曲として楽曲使用され、プロレスファンを取り込んだ形で人気を博した(現在、D. C. クーパーは復帰)。現在もヨーロッパでは安定した人気があるバンド。

 

■武藤敬司(トライアンフ)

https://www.youtube.com/watch?v=EcG3vKNrBoE

 

■武藤敬司VS高田延彦(1995年10月9日入場シーン)

 

■テーマ曲ヒストリー

 

・チャンピオン鷹(香港EXPLOSION)※デビュー当時

・THE FINAL COUNTDOWN(EUROPE)※1986年10月〜スペースローンウルフ時代  

・HOLD OUT(鈴木修)※1990年2月〜1995年9月まで使用

・トライアンフ(Andre Andersen)※1995年9月〜1997年9月まで使用

・nWoトライアンフ(N.J.P. Unit)※1998年1月〜2000年12月まで使用

・アウトブレイク(N.J.P. Unit)※2000年12月〜2002年6月まで使用

・TRANS MAGIC(HEART BLOW)※2002年7月〜2009年8月まで使用(2003年頃から前奏にガラス音)

・閃光魔術(伍佰)※2008年11月台湾興行〜年内世界最強タッグ決定リーグ戦まで使用

・SYMBOL(鈴木修)※2009年9月〜

・HOLD OUT A(鈴木修)※2013年9月レッスルワン旗揚げシリーズより