遊びきった!! | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

おはようございます。 ま~ぶる 佐藤明子です。


多機能型支援事業所ま~ぶる・び~とは


現在68名のお子様にご利用して頂いております。


どのお子様とも真剣に向きあっていますが、


その中でもスペシャルに向き合うことが必要な彼からは、


セッションの度に教えらえることが多いです。





彼は、常にワクワクを探しています。


だから、「枠」にハマった遊びは嫌いです。


ワクワクが感じられない「枠」にハマった遊びを提案した時、


とても悲しい表情がない顔をして過ごしています。


そう、ただ、時間を過ごしているだけ。


そこには、共感も、共有も感じられない。


彼ほど、子どもらしい、そう、まさに


「発達支援コーチ」の学びにあてはまるお子様はいません。



発達支援コーチの前提


1)相手にきく(聴く・訊く)必要な情報はすでに本人の中にある


2)内側をみる(観察する)~やらない、できないには理由がある


3)ともに遊ぶ(やらせたり教えたりするのではなく)~私たちはお互いに影響し合っている


4)楽しい・快+やり切る=発達 ~遊び自体が発達の表れであり、単に快楽のために遊ぶのではない


5)あるものを活かす(資源を活用する)~必要な物はすべてそろっている



彼と遊ぶと、いつもこのことを振り替えさせてもらいます。



子どもと遊ぶって、


おもちゃがあったり、遊具があったり、それなりの空間があったりしたら、


時間を過ごすだけだったら、なんとかなるもの。



でも、彼は、おもちゃも遊具も関係なく、


目の前に大人が、どんだけ自分と向き合ってくれるかを、表情や態度で真剣に問うてきます。



人間として見られている。



だから、私達も人間として、思いっきり向き合います。


人間としてみる。


変な言葉、


でも、しっくりくる。


「大人だから」


「先生だから」


「作業療法士だから」


なんて、


そんなこと通用しない、関係ない。



「次のセッションのために、体力を取っておこう」


「今日は、つかれているから・・」なんてことも関係ない。


今・この時・この時間、人間としてどう向き合うか・・・。




昨日は、1時間遊びきった~と痛烈に感じました。



彼も、私達も「遊びきった」と同じ思いを共有しました。


子ども達と本気で向き合った時、遊びきった~と私達が感じた時・・・・。


お互いの発達段階が一歩前に進んだ感じがします。


毎回、深い・深~い気づきを、ありがとうございます。


今日は、寝不足のハズなのに、目ざめがスッキリ!でした。


皆様、素敵な週末をお過ごし下さい。



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