山陰旅行1日目~鳥取・米子「酒菜 桔梗屋」 | 乙女とオッサンの狭間

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女性の皮をかぶったオッサンです

2015.04

さて。
旅の夜のメインはやはり地酒とお料理。

旦那さんが大好きな太田和彦さんの著書を読んで、行きたいとかねてから恋い焦がれていた「桔梗屋」さん!
事前に予約しようと電話した際に当初の予定日が臨時休業ということを知り、旅程をずらしてまでも来たかったお店であります。



表には大きな看板は出ておらず、静かな佇まいの入り口になんとなく襟を正して暖簾をくぐりたくなります。

扉を開けると、予約の電話をかけたときに対応してくださったと思われる女性の店員さんが出迎えてくれました。
予約のときにカウンター席を希望していたので、大将の正面(!)を案内してもらえました。

電話で教えてもらったコースは3種類。
足りなければお料理は追加で注文できるとのことだったので一番安いのは4000円ぐらいだったかな?そのコースにしました。
お酒は好きなものを頼むのも良し、お料理に合わせてお店の方に選んでもらうこともできます。
私たちはせっかくなのでお店の方にお任せすることにしました。
桔梗屋さんは燗酒がオススメらしいので、もちろん温度もお任せ。

とは言ってもはじめの1杯は、エーデルピルスをいただきます。



まさかこういう場所でエーデルピルスが飲めると思っていませんでした。
なんとなくエビスビールなイメージ。
どっちかというとエーデルピルスが好きなので嬉しかったです。









最初に出てきたのはもずく。
沖縄のもずくとは少し違うなーと思いながら食べていたら、『ぼうずごろし』という山陰で採れるものだそうです。
つるつるーっとしたきめの細かい美味しいもずくでした。

山菜の和え物も、白身のお魚とぜんまいが入ったお吸い物も、八寸も、前半だけでかなりの満足感!













そしてこのタイミングでまさかのサバの押寿司!
いくらでも食べられちゃいそうでした。
さより・鯛・イカのお刺身は昆布〆せれてたんじゃなかったっけ。
ホタルイカも、最後のお魚のフレークのお茶漬けまで。
デザートも満腹なのにぺろっと食べちゃったー。
お魚がメインの丁寧なお料理たちは、ほんとどれも美味しくて旅先に米子を選んでよかった!と思いました。

さて、これらのお料理に合わせていただいたお酒たち。







ちょうど良い加減のお燗。
日置桜25BY、扶桑鶴純吟、最後は辨天娘の25BYとにごりの飲み比べまでもさせてもらっちゃいました。
東京から来たと話したので、きっと山陰のお酒をメインに選んでくださったんじゃないかな。
特に最後の飲み比べは貴重な気がしました。

お店を選んだ理由が太田和彦さんだという会話の後、お店の方からちょっとしたサプライズが。



太田和彦さんが全国の酒場を飲み歩き、その中から選んだ100軒のお店へ贈ったという盃。
それで日本酒をふるまってくださったのです。
太田さんの事を崇拝してる旦那さんは、もう大興奮!!!
嬉しそうに何枚も何枚も写真を撮っていました。

たっぷりとお料理とお酒を楽しみ、大将とも色々お話させていただけて、あっという間に米子の夜は終わりを迎えてしまいました。

こうして振り返りながら米子が恋しくなっています。
そして次も桔梗屋さんで米子の夜を過ごしたい!

桔梗屋割烹・小料理 / 富士見町駅博労町駅後藤駅