福島・会津若松「ねぼけ茶屋」 | 乙女とオッサンの狭間

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女性の皮をかぶったオッサンです

2015.02

突発的旅行とはいえ、酒好きの私たち夫婦は夜繰り出すお店は毎回しっかりリサーチ。
が、しかし!今回は甘かった。
というのも、目的のお店二軒に前日予約の電話をしたところことごとく満席の返事。
しかも遅い時間でもいいので、と食い下がっても「何時に空くかわからないので・・・」とのこと。
こうなったら直接行ってみたら意外とイケるかもしれないぞ、と当日淡い期待をして向かうも撃沈。
人気店だからだろうねーと諦めて、外観が好みのお店に入ってみることにしました。
でも・・・何軒の扉を開けたでしょうか。
行くお店行くお店、暖簾をくぐるお店全て。
ぜーーーーんぶ満席で入れず。
なに?会津でこの週末学会でもある?

しばらく歩いて、ようやく私たちを受け入れて?くれるお店が。
それがここ、「ねぼけ茶屋」さんでした。



前置きがながーくなってしまいました。
最初に書いておくと、こちらもほぼ満席だったところをカウンターの常連さんの荷物をどけてくれたのでなんとか2席空けてもらえただけという。
普段はこのカウンター席はあまり人を通してないのかもしれない。そんな感じでした。
中へ入って「2人なんですけど・・・」って聞くと一瞬お店の方々がザワザワしたし。

そんな感じでカウンター席に着き、ひとまず瓶ビールを注文。



ついつい都内と比べてしまうけど、ビールがプレモルじゃないところに嬉しくなった。
最近都内ではどこ行ってもプレモル置いてて出始めの頃のプレミアム感はどこへやら。
それにリニューアルしてからの味は個人的にはなじめず、むしろオーソドックスな本来のモルツを欲してしまいます。
会社勤めを辞めてから居酒屋の飲み放題プランとか利用しなくなったけど、その頃もすでに会社の宴会の飲み放題のビールがプレモルだとガッカリしてました。

話を戻して。
ここではキリンを選び、腹ペコだったので少しがっつり目のお料理を注文。







焼き鳥5点盛り、馬刺し、タラの芽の天ぷら。
雪はいたるところに残っていたけど、春を感じる食材は心も軽やかにしてくれます☆

会津で馬刺し?とも思いましたが、知らなかっただけで結構有名なんですね。
熊本と違うのは脂身のあるとこではなく、赤身の部分だということ。
さっぱりとしていていくらでも食べられちゃいそう!

で、気づいたのが会津は日本酒文化だと思っていたけど、焼酎も好んで飲まれていたこと。
お店のメニューも日本酒よりも焼酎の方が多かった印象。
赤身の馬刺しには焼酎がピッタリかもしれない。

少しづつ少しづつお店の方や隣の常連さんとの距離も近くなった頃に、70も過ぎてるであろう女将さんにオススメの日本酒を出してもらいました。



それがこの「風が吹く」というもの。
写ってるのが女将さん。とっても物腰柔らかな可愛らしい方でした。
お店にいた地元のお客さんもあまり知らなかったらしく、この後店内をこの一升瓶があちらこちらへと物珍しそうに渡っていったのでした。

感想はというと、ふっくらとしつつ飲み口はキレがあって美味しかった!
山廃の独特な感じもやわらかーくなっていて、他のタイプも飲んでみたいと思いました。

ここで途中注文したシメサバがなかなか来なかったので、女将さんにおそるおそる催促。
すると少しして厨房の方が直接持ってきてくれ、遅くなったからとタコをサービスしてもらっちゃいました。



この日は他に寫楽とか福島のお酒ばかり飲んでたけど、やはりどれを飲んでも美味しい。
中でも女将さんがオススメしてくれた風が吹くはこれから注目していきたいなーと思います。

そうそう。
会津のお店がどこも満席だったのは、後でこのお店の他の方のレビューを読んで気づいたけど地元のお客さんばかりだったようです。
それもしっかり予約して来店してるとかすごい。
別の予約席に着いた人が、隣のテーブルに知り合いを見つけるとか地元感たっぷり。
いいなあ、こういうの。
予定外に選んだお店でしたが、お料理は美味しいしとても居心地良くて結果的にここで十分だったなーと振り返っています。
女将さんに会いにまた行きたいなあ。

ねぼけ茶屋居酒屋 / 七日町駅会津若松駅西若松駅