民主、同名の「民主党」勝利で興奮。オバマ氏、親日関係「チェンジ」はご勘弁を。 | こころ、デトックス

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自傷癖国家日本。絶滅危惧種日本人。

同じ名前の「民主党(Democratic party)」オバマ候補の勝利を我がことのようにお喜びの、(日本)民主党の皆さんオメデトウございます。

ところで、つい昨日まで、日米同盟重視をとる自民党政権に批判的な、つまり反米とも思える発言はどこに置き忘れてきたんでしょう。


まあ、自民党、新生党、新進党、自由党、民主党と「チェンジ」、いや作っては壊しを繰り返してきた、「小沢党首様」は、折り紙付の”日米同盟重視派”から、日米中の「正三角形」論に”チェンジ”され、最近では”反米”と思われるような発言が多い。ついに共産、社民の口癖、「生活が第一」が(理念が同じかは別として)、民主党の旗頭となった...........(当たり前ジャンのつっこみガーン)。

確かに、閉塞状況の日本でも政権交代の流れが加速する「風」になるだろう。

ただ、「名前が一緒」とオバマポスターを拝み、浮かれている場合じゃないと思います。

本気で「日米同盟重視」と考えている節のないオバマ・アメリカと外交、防衛で対立するかもしれませんよ。


たとえば、

金融危機下の貿易について自由化反対の立場から保護政策への”チェンジ”。自動車など日本たたきの懸念。

イラク後の、アフガンへの兵力集中。日本への、給油活動継続や、自衛隊派遣などの負担要請など。

米軍基地再編などの圧力や、イラン政策への同調要請など。

北朝鮮との直接対話政策による核問題、拉致問題の棚上げ、融和への傾斜。

なにより、アジアにおける中国重視、日本無視のおそれがあること。

などなど。


確かに、人種の壁を超えた「黒人大統領」の誕生はすばらしい。

しかし、米国の人口構成の”マイノリティ化”は急激で、白人(非ヒスパニック系のぞく)の推移は

 1970年・87.5% → 2008年(選挙時)・66% → 2050年・46%予想 とのこと、

66%の白人社会での結果から考えて、いづれ、「白人の大統領」が珍しい国家になるのでは.......。

移民許容(不法流入も含む)の自由国家.........手放しで喜んでいいものか?とちょっと複雑(げすの心配でした)。

私は、日本に「中国人や韓国人の総理大臣誕生」という時代を喜べるほど人間ができていないなあ。

 == 当然バッシングの嵐 ==


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民主「日本もチェンジ」と気勢

=次期衆院選への波及懸念-与党

 米大統領選で民主党のオバマ氏が勝利し、8年ぶりの政権交代が実現したことを受け、野党各党は5日、次期衆院選に弾みが付くと期待を膨らませた。一方、与党は「大きな影響はない」(細田博之自民党幹事長)と平静を装ったが、一部ではオバマ氏の掲げた「変革」が日本に波及することへの懸念の声も漏れた。


 「日本も『チェンジ』が必要という思いに国民がなるのではないか」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は、記者団にこう強調。この後開いた「次の内閣」会合では、興奮気味に「同じ名前の『民主党』として祝意を申し上げる」とあいさつした。


 同党はこの日、米国から取り寄せていたオバマ氏の選挙ポスターを国会内控室の小沢一郎代表のポスターと並べて掲示。山岡賢次国対委員長は「戦後60年の自民党政権の独裁を大きく転換する流れが出ている」と気勢を上げた。国民新党の亀井静香代表代行も記者会見で「ブッシュからオバマへという流れによって自公政権は引導を渡される」と語った。


 これに対し、自民党の笹川堯総務会長は記者団に「米国は米国、日本は日本だ」。公明党の太田昭宏代表も「(大統領選と衆院選は)全く関係ない」と断言してみせた。ただ、米の政権交代実現が民主党に追い風となっているのは事実。自民党の尾辻秀久参院議員会長は「どの国の国民も、苦しいと変革を求める。次の選挙で自民党は極めて厳しくなる」との見方を示した。


 このほか、共産党の志位和夫委員長は高松市での記者会見で「日米安保条約をなくす(同党の)大目標に即し、新大統領の対日政策を注視する」と表明。社民党は「ブッシュ政権下で広がった格差是正のため、経済政策の大胆な転換を図ってほしい」とする重野安正幹事長名の談話を発表した。(了)


(2008/11/05-20:18 時事ドットコム)


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