基礎縫い 23
スラッシュ明き 3
前回のブログでスラッシュ見返しを外表で半分にアイロンをしたところで終わっていました。
間があいて忘れてしまいますよね。(;^_^A リンクを貼っておきます。
そこからの続きです。
アイロンで半分に折った折り目が真ん中にあるのが判りますか?
注意
明き止まり位置までミシンで縫います。
後でこのミシン目の上をカットしていくのですが、明き止まり位置で返し縫いをしてしまうと
返し縫いの仕方によっては硬くなってツレの原因になるので返しぬいは無い方がよいです。
8、スラッシュ明きを縫います。
ポイント
パターンの線と同じように細めのUの字のように縫います。
写真左のように真ん中の仮止めミシンを案内に5ミリ幅から紙ヤスリを止まりで2ミリになるように
置いてそれに合わせて縫っていくと初心者さんでも書くことなくパターン同様に縫うことが可能かと
思います。
止まりのUの字に回る部分はひと目ずつ押さえを上げて回してください。
そして、縫い代幅が細くなりカットされるのでパンクしないように針目を少し小さくすると回しやすく、パンク(生地がほつれてしまうこと)しにくくなるので良いです。
ポイント
糸目手前のギリギリまで!
怖がらずにギリギリまで鋏でカットして下さい。
このカットが少しでも手前だったりすると表に返したときにツレてしまいます。
そして、Uの字が太く縫えている場合(デザイン上でも)直線で鋏を入れるのでなくYの字で糸目ギリギリにカットします。
ポイント
Uの字から上に直線で上がって下ってUの字に戻ってステッチをしています。
これは袖の明きなどで見返しが写真のように上側にくる場合はめくれてこないように
見返し押さえステッチと一緒にコバステッチを縫うのです。
これが、衿のスラッシュ明きの場合は見返しが下向きになるのでUの字のコバステッチのみの場合が多いです。
その衿のスラッシュ明きの場合をちょっと説明しますね。
衿スラッシュ明きでループ明きの場合
共布ループの縫い方のコツのページをリンク貼っておきます。
スラッシュ見返しをはじめに3cmから4cm真ん中の折線をカットします。
衿ぐり始末が何かによりますが衿が付く場合、裏玉縁始末の場合などはループを1cm下にミシンで止めます。
余分なループをカットします。
ここからは上の8番からと同じにUの字に縫って切り込みを入れます。
裏玉縁始末の場合は下の写真のようにバイヤス(茶のプリント生地)を身頃生地と中表になるようにさらにスラッシュ見返しに1cm重ねるように置いて縫います。
それを返して玉縁のステッチをして見返し側からみると下の写真のようになります。
これは見返しが下向きなのでUの字のみのコバステッチです。
注意
初心者さんが間違えやすいので注意を書いておきます。
上の写真を見て見返し端のステッチまで身頃の表にステッチがかかっているように勘違いしがちです。
見返し端のコバステッチは4番で芯を貼る前に縫ったステッチです。
これは身頃の表までとまっていませんので注意してください。
スラッシュ明きは今回はUの字型のパターンを使用しましたが、衿ぐりの見返し兼用のパターンだったり、袖見返し兼用のパターンだったりと、いろいろです。
ただ、どれも基本的な縫い方は変わりません。
何回かに分けての説明でわかり難くなってしまいましたが、
コツはちょっと針目を小さくして縫って、縫った糸のギリギリまで怖がらずに鋏でカットすることす。
スラッシュ明きは初心者さんでも、縫うのが簡単でかなり使える明き仕様です。
('-^*)/活用してみてくださいね。
ヒロアミー日記への訪問をありがとうございます。ランキングに参加しております。
ポチとして頂けると励みになります。
にほんブログ村 宜しくお願い致します。
PC版「ヒロアミー洋裁講座」 ホームページ
HPの方ではロックミシンほどき方 やブログ目次 で洋裁ネタをわかりやすく写真で掲載しています
こちらへの訪問もお待ちしております。