基礎縫いミシン編 15
額縁始末=額縁の縫い方(その3、鈍角、縫い代幅が違う場合)
下の写真は120度の角度で一辺(横に見える方)が1.5cmの三つ折で、
もう一辺(縦に見える方)が3cmのロック始末の場合
1、三つ折(1.5cmを2回)と3cm縫い代側をアイロンで折ります。
2、ロック始末側にロックミシンをかけ、交差点にピン(黄色)を裏側からそれぞれに刺します。
ピンを刺して開いた状態の写真です。
ポイント
上の写真で右側の黄色のピンが三つ折の折り山に刺してあるの判りますか?
写真では目打ちで指し示している部分です。
3、黄色のピンが中表になるように合わせます。
注意
この時に三つ折の方は1,5cmが一つ折れている状態で合わせています。
縫い代幅が違うものを合わせると歪みを感じるかもしれませんが、単純に黄色のピンを合わせて、
赤ピンの頂点へ縫う部分だけが平らになるようにすれば良いのです。
4、裏側の黄色のピンを外して上側のピンを止めなおして赤ピンめがけて縫います。
案内の紙ヤスリを置いて縫うと良いです。(額縁縫い=その1参照 )
6.表に返して完成です。
洋服でどんな箇所に使われるかというと、これの応用でちょっと難易度が上がりますが総裏ジャケットの
この仕様は袖口での裏地のキセ分量(ゆとり分)によって額縁の角度を決めないと
きれいに上がらないのですが、表からは直角で裏の縫い合わせの角度が45度ではないという
上級の額縁縫いになります。
どんな仕様もどんなディテールも仕上がりが早くきれいであれば工程は何でも良いのです。
額縁縫いに限らず、人によって縫い工程はさまざまです。
より沢山の仕様、工程を覚えることで素材、デザインに合った縫い方ができるようになって
クオリティーが上がります。
洋服の縫いでそれが一番顕著なのがポケットの仕様かもしれません。
例えば箱ポケットといっても単純に仕様が分けられます。
一足仕上げ、割り仕様、のせ仕様の3つに大きく分けられて、さらに裏付き、裏ナシで全く工程が変わります。
その中で素材デザイン合わせた縫い方が出来るのがベストです。
そのためには沢山の縫い方を知っている必要があるのです。
繰り返しになりますが、ただそれも基礎からの応用にすぎないのです。
基礎縫いの一つとして額縁縫いをその1~その3まで説明してみましたが
('-^*)/ 何か参考になることがあったでしょうか?
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