基礎縫い 【ミシン編 13】
額縁始末=額縁の縫い方(その1=直角の場合)
絵の額縁の角のように仕上がる縫い方のことを額縁始末と呼ばれています。
額縁縫いで仕上げているものが我が家でも多々あります。
下の写真はプリンターの埃よけにかけてあるものですが角は額縁縫いをしてあります。
このような厚みのある生地などは額縁始末のほうが薄くきれいいに仕上げられます。
下の写真はインテリア専門の生地屋さんでワゴンに入っていたハギレを¥300で買ってきて
ストライプの柄をバランスをみて接ぎ合わせてアジアン家具屋さん(ループ)で¥1000で買った棒に
通すように仕上げたタペストリーです。
('-^*)/ こんな簡単に安上がりに仕上げたものでも壁での爽やかな存在感に自分的に大満足の一品です。
この四隅の角もすべて額縁始末で仕上げてあります。
それでは縫い方の説明に入ります。
額縁縫いで一番多く使われる三つ折タイプの縫い方を説明します。
縫い方にはいろいろな方法があるので、どんな縫い工程でも完成形が同じであれば良いのです。
自分が一番簡単できれいに縫える方法を見つけられることが洋裁を楽しめる一つかと・・・。
これは私が額縁縫いをするときの方法です。
('-^*)/参考にしてみて下さいね。
縫い代幅はそれぞれに製作するもので違ってくると思うのですが、
この縫い方はどんな縫い代幅でも問題ありません。
今回は1cm+2cmの三つ折の額縁始末の場合で説明します。
1、 1cmをアイロンで折り、さらに2cmでアイロンで折ったものです。
ポイント
額縁始末は実際に仕事でも縫い代が落とせれた状態のパターンの場合もあるのですが、
私はそんな場合でも角の縫い代はつけて裁断しアイロンで折ります。
生地によっては縫い代を先にカットしてしまうと生地が伸びたり縮んだりで
きれいに仕上がらない場合があります。
2、アイロンで折ったものを開いて裏から仕上がりで角になるところにピンを刺します。
3、アイロンで折った交差点にそれぞれにピンを刺します。
ポイント
このピンは交差点の裏側から折山スレスレのところに刺します。
裏側から刺すと次の工程で扱いやすくなります。
左の写真はそれを開いた状態のものです。
4、黄色のピンどおしが中表になるように合わせ、縫う時に下になる黄色のピンは外して
上側の黄色のピンで自分で交差点が判るように止めなおして下さい。
ポイント
この時、縫い代は一つ折れている状態で中表で合わせます。
今回は1cm折った状態です。縫う時も一つ折れたまま縫います。
注意
上の写真は交差点の部分にミシン針を手ではずみ車を回して下ろした状態ですが、
まだ押さえは上がったままで、ミシン針を下ろしたら黄色のピンを抜いてはじめて押さえを下ろします。
くれぐれも押さえでピンを踏まないようにして下さいね。
6、案内に紙ヤスリを置いて交差点から角の赤のピンまでを縫います。
案内を置いたら赤のピンは抜いて下さい。
8、さらに写真のように余分な縫い代をカットして下さい。
9、縫い代を割るように開いて表に返します。
10、コバST(2ミリ以下のステッチ)で縫って完成です。
これも上の額縁縫いが解れば、逃がしのパイピング始末をした後に額縁縫いをすれば良いのです。
洋裁は基礎を確実に習得していくと、それの応用にすぎません。
洋服の場合はデザインで角度が直角でなく鋭角、鈍角の場合があります。
それに縫い代幅が違う場合などもあるので、それは次のブログで説明しますね。
基本は上で説明した額縁縫いが解れば同じなのですが・・・。
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