久しぶりのブログです。ご無沙汰で忘れられてしまいますね。(><;)
この時期、入園グッズなどを製作しようと思っている方々の何か参考になれば・・・。
持ち手は持ち手テープを使用するのもアリですが、共生地で縫うのは基礎縫いの一つと言えます。
今日は持ち手の縫い方を3種類説明します。
基礎縫い(ミシン編) 11
持ち手の縫い方 ⇒ 3種類
注意
今回の説明では接着芯はナシですが、生地によっては全面芯仕様が良いです。
【片折り仕様の場合】
今回のパターンの縫い代が1cmなので両サイドを1cmで折ります。
さらにその折端を揃えるように半分にアイロンで折って、コバステッチ(2ミリ以下のステッチ)で両端を縫います。
必ず合わせる方からステッチを縫います。
ポイント
ミシンの構造で何もしないと上の生地が押されてきてねじれが生じます。
それを解消する方法として下側の生地のみ、目打ちでしっかり押さえて縫います。
上の生地がそれでも滑って押される場合は紙ヤスリなどで押さえて縫うとズレません。
注意
この仕様の場合は輪の方と縫い代のある方で生地の厚みに段差が出来ます。段差を同じにする場合は持ち手幅と同じ幅の縫い代をとって完全4つ折りにすると良いです。
表と裏で生地を変える場合のパターンは裁断布の指示が入ります。
生地を中表にして片側を1cmで縫います。
縫ったところをアイロンで割り、両サイドを1cmで折ります。
紙定規同様に竹尺を上手に使えるようになるとアイロンが早くなります。
ポイント
なぜアイロンは竹尺かと言うと、私達は時間のロスを考慮して竹尺を右手にアイロンと一緒に持っているので竹でないと溶けたり熱くなってしまったりするためです。工業用のアイロンは折る箇所に置いて右手竹尺で計りアイロンを移動するというかけ方をします。
片折りと同じ要領でコバステッチ(2ミリ以下のステッチ)で縫います。
【中割り仕様の場合】
縫い目が裏の真ん中にくる縫い方です。
今回は縫い代1cmで縫います。
アイロンで割ります。
注意
この場合は両サイドを潰さないように割る部分のみにアイロンをあてます。
そのためにはアイロン台の角にサイド手前を角から落とすように置きアイロンの先で割ります。
ポイント
この縫いは返すためのものです。
中割り仕様のはじめのパターンをよく見てもらうと左端1cmに斜線が引いてあると思います。
これは返すために余分に縫い代が付いているということです。
丈尺やマイナスドライバーなど平らで長いものを上で縫った方を押し入れるように返します。
アイロンで整え、パターン指示の0,5のステッチを縫います。
中割りの場合は縫い代が持ち手幅の半分ー0.1、0.2くらいが縫い代が段差にならずに綺麗です。
今回は2.5cm仕上がりだったので2.5cm半分は1.25cm-0.2=1cm縫い代となっています。
注意
持ち手のように細長いパーツは縫いズレがおきるとねじれてしまいます。
ねじれてしまった場合、アイロンでは直りません。
30cmより長い場合は30cm間隔でノッチ(合印の切り込み)を必ず入れましょう。
次回はマジックテープの縫い方のコツを書きます。
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