LAV-012 ロガーは、陸上部隊に配備されている軽装甲車である。
陸上部隊はパトロール任務や威力偵察任務などの用途に適した車両を求めていた。
APC-011 アルビオンの派生型である偵察型仕様、アルビオンRVは特定の部隊に
集中的に配備されていたため、車両の数が不足していたのだ。
かといって、偵察バイクであるXTG250やナックラヴィーなどは威力偵察用途には不適切である。
陸上部隊は独自に小型軽装甲車の案を練っていたがコンセプトは中々纏まらなかった。
しかし、そこに朗報が訪れた。
レゴシティ合衆国がロガー軽装甲車を開発し、輸出を開始したのだ。
ロガー軽装甲車は空挺部隊用に開発された小型軽量な装甲車である。
サイドスカートを含めても全長は1680mmと普通乗用車程度の非常にコンパクトな車体を持つ。
本車は空挺部隊用とだけあって収容力がそれほどない小型の輸送機でも輸送できる強みがある。
重量も装甲車としてはかなり軽量である4.1トンで、大型輸送ヘリならば3台が輸送可能。
車体は前面が12.7mm徹甲弾に耐え、それ以外の部分は7.62mm弾の連続射撃に
耐える防護性能を持つ。
その他に、現在専用の増加装甲パッケージが開発されており、それが完成すれば前面で20mm徹甲弾、
側面で12.7mm弾に耐える装甲防御力を付加出来るという。
武装面では、HM-87A3 12.7mm重機関銃を車体上部に備える。
オプションとしてATM-28S リプトンかATM-3T シャアガ(車唖牙)対戦車ミサイルが装着出来る。
なお機関銃と対戦車ミサイルは共にRWSシステムに対応しており、車内からの遠隔操作が可能である。
車内には2名の乗員が搭乗可能。通常の装輪装甲車と比べると乗員は非常に少ないが、
元々空挺部隊用に開発された小型車両であるため問題はない。
搭載エンジンは260馬力を発揮する3700ccの水平対抗4気筒ツインターボで、
最高速度は110km/hとなっている。トランスミッションは5速セミオートマチック。
エンジンはゴールデン社によってリファインされており、インタークーラーやラジエーター、
ターボチャージャーが強化されている。
現在、本車は各地の偵察部隊に相当数が配備されている。
一部では普通部隊などにも配備される予定である。
その他にも本車はレゴランド警察の暴徒鎮圧部隊に配備されており、我が国に本部を置く民間軍事企業、ブルーウォーターLLCでは各派生型をレゴシティ合衆国より大量に購入し、ロガー即応戦闘部隊を編成している。
警察に導入されているLAV-12P2 ポリスロガー。
主に暴徒鎮圧任務などで活用される。
LAV-10P1 ポリスマルスと共に。
ブルーウォーターLLCが配備しているLAV-012 ロガーB。
画像の車両は基本型のAPCと重装甲車両駆逐型のMGS仕様である。
現在までに約3000両が導入され、BWLLCの主力機甲戦力となっている。
陸上部隊の主力兵員輸送装甲車であるAPC-011 アルビオンとのツーショット。
ロガーがいかに小型の装甲車であるかがよく分かる一枚である。
[諸性能一覧]
正式名称:LAV-012 ロガー軽装甲車
全長:4.3m
全幅:1.5m
全高:2.05m
乗員:2名(操縦手+車長兼機関銃手)
車両重量:7.2トン
駆動方式:全輪駆動(4WDにも切り替え可能)
エンジン:3700cc 水平対向4気筒 ターボチャージドディーゼル
260馬力/1500rpm 50kg-fm/1000rpm
最高速度:110km/h
航続距離:480km
燃料タンク容量:275L
燃費:約9.2km/L(舗装路を50km/hで巡航した場合)
武装:HM-87A3 12.7mm重機関銃
ATM-28S リプトン/AT-3T シャアガ(車唖牙)対戦車ミサイル
装甲:均質圧延装甲板
[あとがき]
小型な車体が可愛らしい「LAV-012 ロガー」です。
この作品はレゴシティ合衆国の柴さんから頂いた(輸入)もので、USLCらしい
とてもしっかりとした構造がグッドです。
特にこの小型さには驚きました。自分は車両を小型化するのが大の苦手なので、
このような小型の軽装甲車はとても斬新でした。
派生型などのファミリー車両も多く、見ているだけでも飽きないです。
柴さんの製作された原型となったロガー装輪軽装甲車はこちら↓
http://www37.atwiki.jp/unitedlegonations/pages/156.html
(レゴ国際連合の国連規格計画にジャンプします)