私には、中学生の娘と小学生の息子がいる。二人とも幼い頃は病弱で、頻繁に熱を出した。私はフルタイム勤務の専門職で、仕事を急に休むことはできない。夫も毎日終電であてにならない。昔から、子の看病は母頼みだった。
母は毎晩、携帯電話を枕元に置いて寝ていた。夜中に子どもが発熱し、私が母に電話すると、母はすぐに電話に出てくれて、翌朝早く我が家に来てくれた。片道1時間半の道のりを、月に何度も。
私が今日まで仕事を続けてこられたのは、母のおかげだ。母には感謝してもしきれない。
だから私も、自分の生活を守りながら、母のために出来る限りのことをしたい。自己満足かもしれないけれど。
がん治療は、自分の中にできたがん細胞との闘い。そして、自分の精神力との闘い。がん細胞のコントロールとメンタルのコントロール。
母は持ち前のバイタリティーで、きっとどちらもうまくコントロールしていくだろう。
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