前回の続きです

今回は実際の心拍数を用いてパワトレのゾーンを推定してみます
サンプルとして,今年一番1時間TTに近い走りをしたふじあざみラインでのヒルクライムレースのログを使ってみます.53分で平均心拍が188bpmでした.

正直限界以上に追い込んで走っていたし,標高も高く心拍数も上がりやすく,計測時間が60分より短いということでFTP(1時間持続可能なパワー)に相当するFTHR(FTPを出力する際の心拍数)は180bpmくらいに設定することにします.

FTHRを180bpmと仮に決定し,安静時心拍数を60bpm,最大心拍数を200bpmとした場合,パワトレで言うL1からL5に相当する心拍数は次のようになります.


L1 60 141.6
L2 142.8 159.6
L3 160.8 172.8
L4 174 186
L5 187.2 200


計算は前回の記事の表に基づきました.
L6以上は無酸素領域になるため心拍数で推定することは出来ません.

この数値は自分の感覚としては高めに設定されているように感じます.
パワーと心拍数の相関があるとする理論を信じると,パワトレはかなり過酷なトレーニングメニューとなりそうですね.



※というかこのゾーン設定だとあざみラインをずっとL5で走っていたことに・・・FTHR180bpmじゃ低いのか?
ちなみにFTHRを188bpmとするととんでもない事になります.