『空の皿』
<作品説明>
自分以外の人間の日々について、私は私の想像や妄想を超えて深く知ることができません。そんな時ダンスポート・シバウラのようないわばダンスの場所は、私に時折“ヒト”について気づきをもたらしてくれるのです。ダンスとは私たちの日々の中からこぼれ落ちたもののことを指すのではないだろうか。そして“ヒト”とは日々何かをこぼし、落として生きているのではないだろうかと感じるのです。プロ・アマ混合で作られたこの稀有なダンスカンパニーは、そんなダンスが集まってきます。
さて、ダンスポート・シバウラ第2期の作品は『空の皿』です。ご期待ください。(井上大辅)
『dAIsy』
振付:ユーリ・デュッブ
ダンス:カロリナ・マンクーソ
照明・衣装コンセプト:ユーリ・デュッブ
『Enfant』
振付:ユーリ・デュッブ
ダンス:サラ・マーフィー
衣装:Carlijn Petermeijer
<作品説明>
国際的に活躍するダンサー・振付家 ユーリ・デュッブによるソロ2作品を上演します。『dAIsy』はユーリ・デュッブの次期長編作品『Kiraly』のためのリサーチ過程で作られたソロ作品で、元NDTのダンサー カロリナ・マンクーソが出演します。『Enfant』はダンサー サラ・マーフィーのためにユーリ・デュッブが作ったソロ作品。内なる子どもの純粋さを探求した本作品では、シュットゥトガルドで開催されたInternationales Solo-Tanz-Theater Festivalにおいて、「ベスト振り付け賞」「ベストパフォーマー賞」「ビデオダンス賞」3賞、いずれも最優秀賞を受賞。両作品とも本邦初公演となります。また、約3週間の東京滞在中にユーリ・デュッブと、ダンスポート・シバウラで指導・振付を担当するダンサー井上大辅が共同制作したコラボレーション・ワークも上演予定です。