「もうずっとこんな気持ちでもしかしたら、うつになったかな」と…。
それを聞いた母はとても軽い口調で
「こんな時にうつにならないでいつなるの！」と
今思えば何の根拠もない言葉だけどその言葉に少し笑うことができた。
「そっかぁ今の私はこうなって当然なんだ」
と気持ちが楽になった。
そして
「志織ちゃんが亡くなったことはとても悲しいことだけど、私はあなたが助かって良かった。あなたが危ないって聞かされたとき私も今のあなたと同じように辛かった」と。
それからは少しずつ落ち着く時間も増え、心配している友達にもﾒｰﾙを送った。
全然大丈夫じゃないけど、
「もう大丈夫」だと…。
返信のﾒｰﾙは返ってこない方がいい…。
本当の気持ちは自分しか分からないから…。
だけど、しばらくしてたくさんの優しさが届いた。
私を思い、言葉を選んで、選んで送ってくれる人、
言葉はなくてきれいな空の写真を送ってくれる人、
そして元気の出る音楽をｾﾚｸﾄして送ってくれる人、
みんな分かってくれている・・・。まだ私が元気じゃないってこと・・・。
心配してる・・・。自分のように悲しんでくれている・・・。
みんなに会いたい・・・。
それから前に進める日もあれば立ち止まったりもあったけどみんなの優しさに支えられながら少しずつ、普段の生活を取り戻して行った。
そして辛い気持ちに負けず、前に進みたいと心に決めたその日から・・・
志織に話しかけていた
「ごめんね」という言葉を
「ありがとう」に変えた・・・
ﾊﾟﾊﾟとﾏﾏ、志織と一緒に前に進んで行くって…。
心に決めた目標に向かって焦らず一歩一歩…。
そう… 焦らずゆっくりね…
もうﾏﾏは大丈夫。
短い間だったけど志織に会えたこと、とても感謝してる。
お腹の中にいる志織の「生きる」いっぱい感じてたもん。
いっぱい泣いたけどたくさんの笑顔もくれた。
お空でﾏﾏとﾊﾟﾊﾟが
また笑えるように頑張ってるところ見ててほしいな。
立ち止まってたらそっと背中をおしてくれるかな。
そしてまた一緒に歩いて行こうね。
志織、ﾊﾟﾊﾟとﾏﾏの子に生まれてきてくれてありがとう。
いっぱいの笑顔をありがとう。
いっぱいの思い出をありがとう。
そしていっぱいの幸せをありがとう
志織のおかげでいろんなことに気付くことができたよ。
そうだね・・・。顔をあげて歩こう・・・。
たくさん、たくさん
ありがとう ありがとう ありがとう・・・
そして、いつかきっと…。
～終～
わたしのブログ読んでくれている皆様、本当にありがとうございます。皆様の応援のおかげで娘の産まれた証を最後まで残すことができました。
途中、思い出しては辛くて涙するときもあったのですが、書いてるとき私の心の中にいる娘はいつも以上にとても元気でした。
娘はいつまでも私の心の中でずっと生きているのでまた会いたくなった時、ふと記事にするかもしれませんがその時はご了承くださいませ。
短い間だったけど思い出がたくさんですから。
長い間、お付き合いどうもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
by なつ
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