ぺタとネック外し | 皆川ギター工房のブログ

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東京都足立区北綾瀬にてアコースティックギターの修理(リペア)とメンテナンスを中心に営業中です。
ギターに関することなら何でもご相談ください。

こんにちは。

また、月が替わりました。
ブログ、更新しまーす。

11月になり、今月で「ぺタ」が無くなるようですが、長い間みなさん、ありがとうございました。
なんとなく、いつも顔見知りとあいさつを交わすような感じでしたので、これからは、ちょっと寂しくなりますな。



ギターの修理の内で、ネックを外したり、指坂をはがしたり、バック板をはがしたり・・・そういった事が割と面倒な部類なのですが、そういうのを、預けるほうも、うちも「そのうち」なんつってどんどん遅くなり、後回しになったりしてしまいます。
短期間の仕事はどんどんやらないと、仕事場がパンクしてしまいますから。


 
コレを撮った時はまだスッキリしていたほうですが、ずっと棚からあふれたケースがもっと外に積まれていた状態が続いていたのですが、最近こうなって。↓

 

唯一、簡単な仕事も全て任せてくれたお店が無くなってしまって・・・こうなんですが、なんかやっと落ち着いた感じになりました。
それで、後回しでした、それらに集中して掛かれるようになってます。


昨日は、「ネックを外す日」、と決めていたので今までにない数のネックを外して、ちょっと気分がよいです。
いつもは、これをやっている時に、誰かがやって来るといやでしたので、2本以上はやった事ありませんでしたが、この日はお約束の一件以外は、電話が鳴っても、「ピンポ~ン。」と鳴っても「すまぬ!取り込み中でござる!」という事で、5本。


 
1本は先週外し済み。

Martinは、割と簡単に外れてくれるので、塗装を直すような事態にならないので助かります。
ただ、簡単すぎるのも問題で、あえてマーチンだから発表します。

ヒールに隙間が出来てしまうようなネックジョイントは、完全に手抜き仕事ですよ。 まーちん君!



紙で調整してはだめだ

 
 
 
  
 黒い紙が奥に張ってある。
 
 
5本中3本。
オールドや近年物はこういう事は、ないのかもしれませんが・・・(どーだろ?)紙で調整してはいけません。
「あーついに言ってしまった。」
でも、マーチンだから言いました。
「まーちん君。 君はみんなのお手本なのだから・・・。 」



でもこっちは。

 
 かっこいいですねー。
 

  
 フォークギターで、エクステンションが付いてます。
このモデル名は、L-OO でいいのかな。
素敵すぎです。

 
 
まったく問題なし。
古いギターの接着はニカワなので、塗装も痛むことなく、これも割と簡単に外れました。




私が携わった、Ovationもそうですが、効率やコストを重視すると、やはり品質にも音にもはっきり表れますね。

ギターだけの話では、無さそうですが。


 
 
ね。