巨大病院の10階の部屋の窓から見降ろす風景は
まるで箱庭のような鮮やかな緑の河川敷と、穏やかな川の流れの上を
ひっきりなしに行き交うJRの電車がオモチャのように可愛らしく、窓際のクローゼットに荷物を収納し、1階のコンビニで買い物をして部屋に戻ると。。。。。
看護師さんが
申し訳ありませんが、もしご承知頂けるのでしたら、ご高齢の方がいらっしゃったので
ナースセンターに近いお部屋を譲っていただいても。。。
ナースセンターに近い部屋は、ナースコールの対応に時間を掛けないように
若い・・・・・ 私より、高齢の方のがほうが看護師さんの目も届くので
部屋の交換は当たり前のことです。。
当然、どうぞ どうぞ~とお譲りして
クローゼットごと空いている部屋へ、アッと言う間の引っ越しです。
入院して2時間ほどで窓外の景色は 緑も爽やかな河川敷から反対側の、向いの病棟と街の屋根だけが見える大都会を見降ろす部屋に変わりました。
同室の3人のおばあちゃんとはカーテン越しに挨拶を交わすぐらいです。
入院三日目に、無理やり退院していった中年のおばさんの後に、夜遅くになって熱中症で運ばれてきた85歳のおばあちゃん。命を落とすような事にならなくて本当に良かった
廊下側のベッドにちんまりと座って、昼間は繰り返し韓流ドラマのDVDを観ている90歳のおばあちゃん、、時々本体側のイヤフォンが外れて、馴染みのあるあの曲が聴けます
私自身は手術というほど大層なものではなく、新しい医療を体験してきたようなものです。
それでも、持って行った本をゆっくり楽しんで…なんて、まとまった時間もなく、あっちこっちの検査に行ったり、広いリハビリルームで全身ストレッチやスクワット、首に汗拭きタオルを掛けて15分自転車を漕いだり。。。
普段はマイチャリで30分ほど掛けて整形外科へリハビリに通うのですが、負荷が掛かった自転車を漕ぐと,15分でもじんわりと汗が滲んできます。
退院許可が出た日、夕方の窓にセミがとまっていました。
10階の、こんな高い所でも飛んでくるのね。。。 この夏、はじめて見たセミでした。
暑い中を友人Y子もオバ友も顔を見せてくれて
強がりを言っていても、やっぱり訪ねてくれる人があるのは嬉しいことです。
今回はミグが心配していたような、病院を抜け出して近くの喫茶店で本を読みながら時間をやり過ごす事もなく、別人のように穏やかに過ごしてきました。
夫は毎日のように大汗をかきながら着替えを持ってやってきます。
去年の夏の階段落ちの時も、そして同じような時期に入院騒ぎで、ずいぶん世話をやいてくれました。
この先は私がずっと元気でいる事が恩返し(ツルとは言い難い?)になると思います
またヨロシクお願いしま~~~す・・・・・って、ひ弱な私、何があるかだもの~
ブログをお休みしている間も、覗きに来てくださって有難うございます。
取り急ぎ、日常に戻ったお知らせと感謝の気持ちです。
皆様も梅雨明けの後の熱中症や異常気象にも気をつけてお過ごしください。
病院で迎えた誕生日。。。なにかお楽しみがあるようです