最近、甘いものは身体に良くないことを事ある毎に患者さんにお伝えしています。
しかし、「甘いものを止める」というのは言うほど簡単なことではなく、もっと言えばタバコを止めるよりも難しいことなのです。
そもそも、タバコを吸っている人は「タバコは身体に良くない」ということを自覚して吸っています。
更に、即呼吸器疾患に繋がる「=肺がん」という認識があり、世間的にも「悪」として認定されています。
一方、甘いものに関して「身体に良くないもの」という自覚は皆無に近い。
しかも甘いものを食べてすぐに具合が悪くなる訳では無いし、強いて言えば食べ過ぎれば糖尿病なるくらいの認識程度です。
この差は意外と大きく、しかも当たり前のように「これでもかっ」ていうくらいに世間では甘いものを宣伝していますし、世の中の人は「普通に」口にしています。
脳ミソには「甘いもの=美味しい=ご褒美」とインプットされています。このインプットを書き換える作業はめちゃくちゃ大変なんです。
「ものすごいストレスなんです。」
ですからまずは少しずつ少しずつ、ストレスにならないように減らしていくのが良いと思います。
「脳にストレスを与えてはいけません」
我慢を強いるような減らし方にならないようにするのがポイントです。
そして長期戦になることを予め頭に入れておかないと、いつの間にか頭から抜け落ちてしまう恐れもありますので、気をつけましょう。
甘いものを止められると、体調が良くなり、身体が軽くなり、頭が冴え、気持ちも安定して来ます。
様々な不定愁訴やアレルギー症状も軽減していきます。
少しでも心地よい日々を送れるように頑張っていきましょう(^^)