おやおや 今年はあっさり?
いつもなら傍若無人も甚だしいけど。。。
騙されるのも承知の上で
暦通りの晩夏の風情を。。。
1. Late For The Sky
2. Fountain Of Sorrow
3. Farther On
4. The Late Show
5. The Road And The Sky
6. For A Dancer
7. Walking Slow
8. Before The Deluge
秋を感じると聴きたくなる音楽・・・ってシリーズを作るとすると、思い浮かぶアルバムの一枚が、
ジャクソンブラウンの3rd「レイト・フォー・ザ・スカイ」(1974年)です。ちょうど今、上のメッセージボーでバックナンバーとしてご紹介している「プリテンダー」の前作に当たります。これを載せたのも、2年前の9月でしたが、ジャクソンブラウンの作品は、個人的に秋に聴きたくなります。
さてこのアルバムですが、70年代の名盤に挙げられ、特にウエストコーストロックにとって、外すことの出来ない作品です。アコースティック色が強い、シンプルなサウンドで統一されています。いきなり、哀愁たっぷりの切な系バラード①で心を持って行かれます。当時、何度も何度も針を落とし直して聴いたものです。詞は、愛の終末の悲しみをかなり深く表現していて、ヴォーカルとデヴィッドリンドレーのギターは、まさに泣いてるようです。
J・D・サウザーとドンヘンリーがバッキングヴォーカル参加した②は①との2部作のような詞の内容となっており、それは、沈み込んだ心に一縷の光が見えたと解釈できることは曲調からも感じられます。③もその流れをくむ、とても美しい曲で、全篇を流れるスライドの素朴な優しさがひしひしと伝わってきます。④もピアノとギターの掛け合いの上にボーカルが乗っかるシンプルな作りですが、最後になってストリングスがフィーチャされ、さりげなく車が走り去る音も挿入されるなど小技が冴えています。⑤⑦の軽快ロックナンバーはバンドとしてのサウンドを楽しめ、⑥⑧ではデヴィッドリンドレーのフィドルがフィーチャされてることも聴き所ですよ。捨て曲無しの・・・いや、必ず全曲通して聴いてもらいたい、最高のアルバムです。
①
②
③
④
⑥
⑦