Ben Harper with charlie musselwhite★Get Up! | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

2014年第56回グラミー賞ベストブルーズアルバム
Get Up!/Ben Harper & Charlie Mus


1.Don't Look Twice 2.I'm In I'm Out and I'm Gone 3.We Can't End This Way 4.I Don't Believe a Word You Say 5.You Found Another Lover (I Lost Another Friend) 6.I Ride at Dawn 7.Blood Side Out 8.Get Up! 9.She Got Kick 10.All That Matters Now



個人的に毎回の一番注目のブルース部門ですが、今年は・・・
米のスライドギターの名手ベンハーパーが白人ブルースマンチャーリーマッスルホワイトを迎えてのアルバム「ゲットアップ」が獲得しました。今回は他に、ジェイムズコットン、ボビーラッシュ、ベスハートがノミネートされていました。個人的には、癌に声を奪われながらブルーズし続ける御大ジェイムズコットンの受賞を一番に期待していたのですが、同じブルーズハーピストのチャーリーに軍配があがりました。ジェイムズコットンのアルバムも凄い迫力でカッコイイので是非聴いてみてくださいね。
さて、ゲットアップですが、ベンハーパーのセルフプロデュースによるスタックス移籍第1弾で、全曲彼の作品で構成されています。チャーリーも全曲にハープとヴォーカル参加しています。全曲凄い熱気を感じる最高のブルーズアルバムですが、なかでも印象深いのは、共通の友人であるジョンリーフッカーを彷彿させるようなう”唸り節”②にはぞくぞくするほどの厚みを感じ、またタイトルナンバー⑧の静の迫力とでも言うべき深く沈み込むようなヘヴィーな世界が広がります。またここでは異色のゴスペルナンバー③は、拍手によるリズムが熱く、まるで教会でのミサのような盛り上がりが思い浮かびます。これからじっくり聴き込むにつれて味がどんどん出てくるに違いない名作で、いつまでも伝えられるべき一枚です。











以前紹介したチャーリーマッスルホワイトのページへはこちらからどうぞ

第55回グラミー賞ベストブルーズアルバム:ドクタージョン「ロックトダウン」のご紹介ページは
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第53回グラミー賞ベストコンテンポラリーブルーズアルバム:バディガイ「リヴィングプルーフ」のご紹介ページは
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