慟哭のプリンス/咆哮の油姫 -1731ページ目

「福田君を殺して何になる」を発刊して何になる?!

10月7日、出版差し止め騒動の最中、多くの書店が販売を見合わせたのを尻目に、

一部の書店では「福田君を殺して何になる」の販売を強行し入荷分を数時間で即日完売した。

(ジュンク堂書店、紀伊國屋書店、八重洲ブックセンターが販売し、丸善と三省堂が販売を見送った)


慟哭のプリンス/咆哮の油姫


この本は、山口県光市の母子殺害事件で死刑判決を受け、

最高裁に上告中の元少年・福田孝行被告(28)を実名で取り上げたルポルタージュ本だ。


<事件の詳細はここ↓>

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B8%82%E6%AF%8D%E5%AD%90%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6


元少年側が申し立てた「出版差し止め」の仮処分について、裁判所の結論が出ていないことが

問題となっている。


これに対し、著者の増田美智子氏と出版元であるインシデンツ・寺沢有代表は、

「本人に了解を得た。仮処分の目的は弁護団による事前の検閲。報道の自由への侵害だ」と反論。


慟哭のプリンス/咆哮の油姫


両者、真っ向から意見が対立している。


こうなるとお決まりの「了解を得た」「いや了解してない」という不毛な水掛け論で終わってしまう。


それよりも、インシデンツという見たことも聞いたこともない出版元ってどんな会社なんだろうか。

ネットから会社のHPへアクセスすると、


http://www.incidents.jp/index.html


うーん、やはり炎上していたか^^;


これまでの出版物を見ると、警察の醜聞、戦場ルポ、自衛隊の暗部、などマニアックなものが多い。

活字離れが進む現代では、やはりスキャンダラスで人の好奇心をそそる写真週刊誌のような暴露ネタや、

今回の実名ルポルタージュみたいなタブーを全面的に押し出したものしか売れないのだろう。


それにしても、たった25回程度面会しただけで簡単に凶行犯の擁護をする増田美智子という大学職員は、

事件の遺族に対して取材や了解は得ているのだろうか。まあ、そんな気配りはなさそうだが…


一方、1999年に突然起きた悪夢の事件から十年間も司法と闘ってきた被害者の夫・木村洋氏、

心中察するに余りあるものがある。

しかし、それよりも何よりも、発売中止という報道を知りここぞとばかりに朝から本屋を廻って買い占め、

ネットのオークションに掛けて金儲けしようとしている浅ましい連中の方が問題だと私は思う。


http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n81402930#enlargeimg





高級韓国エステ「ニュートリニティ」~後編~

高級韓国エステ「ニュートリニティ」~前編~

本日は大塚から水道橋へ移転した老舗名店にてThe Game is On!


慟哭のプリンス/咆哮の油姫


トリニティは、業界初となる高級路線を打ち出した男性向け韓国エステである。


今から十年ほど前、新橋で人気のあった韓国エステがあった。

そこは何度か店名を替え、店も西新橋へと移転して最終的には「あさがお」という店名に落ち着いた。


外国人向けの裏マップに紹介されたせいか欧米の白人客と待合室で同席する事も珍しくなかったw

この店のオーナー社長は、関東一円に韓国エステを十数店舗展開する有名なドンだった。


そのオーナー社長が、男の夢を叶えるべく蓄積したノウハウと理想を注ぎ込んで作った城が、

高級韓国エステ「トリニティ」だった。


それまでは簡素なカーテン仕切りか、パーテーション仕切りで天井の開いた内装が主流だったのに対し、

完全個室で各部屋にアカスリ台やシャワー、ベッドを完備(ソープの内装に似ているといえば似ているw)


エステ嬢は当然のことながら全員が韓国アガシ。

容姿端麗、接客、マッサージ技術、サービスの四拍子揃った嬢をオーナー社長が自ら厳選。

本場韓国から取り寄せた海藻ローションや牛乳入りローション、胡瓜パック、アロマオイル…等。

女性エステ顔負けの本格的美容用品を揃えて全身のボデイケアを施してくれた。


普通、韓国エステと言っても本当の「エステ」ではなく、マッサージ屋の域を出なかったが、

ここは正に「男の殿堂、ザ・エステ」と言っても過言ではなかった。


洗体、洗髪、アカスリ、海藻ローションと牛乳入りの仕上げローションと軽いマッサ、爪切り、耳掃除。

ベッドでの本格的な漢方オイルマッサ、リンパマッサ、蒸しタオルによる簡易サウナと足踏みマッサ、

足裏マッサに頭皮マッサとフェイスマッサ、最後に総仕上げのサービスは濃厚な超絶テク…w

まさに至れり尽くせり。


そして、HPから電話の応対、お客の出迎えからお見送りまでを担当したのが有名なカリスマ店長。

神奈川にあった無名のエステ「眠る森」を一躍人気店に育て上げたケン店長だった。

噂を聞きつけたオーナー社長が日参し、口説きに口説いて引き抜いてきたという逸話が残っている。

だからアガシの管理から接客、迅速なクレーム処理と改善、店内隅々の装飾や掃除まで完璧だった。


ここまで徹底すれば人気がでないわけがない。

店の評判を聞きつけたエステファンが全国から押し寄せ、店は連日盛況となった。


私は「新橋あさがお」でよく指名したアガシが1人だけ「トリニティ」に採用された為、

そのアガシに付いていく形で「トリニティ」へ行き、ケン店長の辣腕振りにすっかり魅了されてしまったw

とにかく、かゆいところに手が届く人で、電話予約を入れる時、声だけで私だとすぐに特定してくれたし、

好みも二度の来店ですっかり把握してくれていた。



半年後、店が完全に軌道に乗ったのを確かめるようにケン店長は退店して別の職業へと転身した。

次にやってきた店長があまりエステの経験のない人で嬢のスケジュール管理もいい加減になり、

常連客も少しずつ店から遠のいていった。かくいう私もその1人である。


大塚「トリニティ」の評判と売り上げは急降下し、世の中の不景気も追い討ちを掛け、オーナー社長は、

ついに高級路線を廃止し、時間と値段を一般の韓国エステと同等に落とした。


当然ながらオープン当初から店を支えた人気アガシも次々と退店。

エステ嬢不足を解消するために中国小姐を入れる苦肉の策をとったが、これで店の信用はガタ落ち。

悪いときに悪いことが重なるもので、二度のガサ入れで長期水道工事(休業)を強いられた。


そして、隆盛を誇った韓国エステの雄「トリニティ」は閉店した。


(余談だが、新橋「あさがお」も何度かガサ入れに遭って閉店。その後は新宿に店を移し、出張型のエステ「韓流あさがお」として再出発し、その後、韓国デリヘルとなった。)



かつての名店「トリニティ」が大塚から水道橋に拠点を移し、

「ニュートリニティ」としてリニューアルオープンしたと聞いたのは今年になってからだ。


料金は大衆路線に戻し、時間も60分と80分のみ。店自慢の施術も簡素化されたと聞いたが、果たして…



過度な期待はせず、気軽に店を訪れる気になった私は早速実行w


店舗の入ったABリバービル水道橋は見覚えのある建物だった。





<後編へ続く>