朝起きてから静かに陣痛が始まり、それからたった3時間後!
分娩室に入ってすぐに破水してボロリと産まれるという超スピード安産…
(初めて破水を経験して一瞬すごいビックリ&怖く苦しかったけど…ほんの一瞬ですが。。。)
助産婦さんたちがうずくまる私を支えて 分娩台になんとか担ぎあげ(倒れこみ?)
「ええっ!もう産まれちゃう…アレもない、コレもない・・・」と
出産のスタンバイをする間もなくてかなりドタバタ!
夫と長男は、私と一緒に朝食を摂り(余裕!)、一緒に病院へ車で行ったのに、
(1時間経つともう5分間隔の陣痛になり、でも息を吐けば痛みを逃がせるレベルの痛みで
車中必死に逃がしてた・・・)
産科で入院手続きにまわされたので、あやうく立会い間に合わなくなるとこでした…
2回いきんだら産まれそうで、助産婦さんたちが受付に電話してくれて
「早くご主人とお子さんを分娩室に呼んで!!」「間に合わなかったらごめんね。。。」
と言われ、「まじすか~」と内心思ってたら、夫と長男が到着して
「じゃーもういきんでいいんだな・・・」と思って3回目いきんだら
赤ちゃんが半分腰あたりまで出てきてて超リアルに感触が分かって
(体力も全然残ってて意識も超ハッキリしてるので・・・)
「(うわ~・・・)次どうすればいいんですかっ?!」って聞いたら「そのまま!」って言われ
「そのままかよ・・・」と思いながらこんなときでも陣痛には合間の間隔があって
痛みのないちょっとした時間はそのままの状態で一息・・・
そして痛みの波がきて4回目にいきんだらボロリ!
「え?もうおしまい?!」って思ってしまったw
産まれた赤ちゃんは超ちっちゃくて一瞬泣いたあとは全然泣かなくて
そのまま私が抱っこして夫や長男が触ったりできて(触っていいんだね!)、
かなーりゆったりと静かな時間をながーく(これぞカンガルーケアって感じ?!)
分娩室で過ごしました・・・こんなに寛いだ出産があるのかと不思議でした
そして切開じゃなく自然に裂けたところ縫って(意識ハッキリでこれまたリアルにわかってびびった)
お腹から血液をたくさん出して、取り出した胎盤(真っ赤な薄い粘膜の袋状だった)を
助産婦さんが指差しながら「ここに赤ちゃんがいて、おへそでつながってて…」と
丁寧に説明してくれて、夫と長男もふむふむと熱心に聞いてて
「理科の実験みたいだな・・・」と思ったりしながら、終始冷静な感じでした
長男のときも9時間の安産だったけど意識朦朧、全身ズタボロだったから全く違いすぎて
2人目は楽だというがここまで違うのかと 何人でも産めそうな気に・・・(調子乗りすぎ)!!
そんなこんなでだいぶ時間が経ってから赤ちゃんはお風呂に連れていかれました
写真もビデオもたくさん撮れてゆったり家族で過ごせてアットホームないい感じでした
夫と長男は何から何まで全部見て! 全然大丈夫そうだったなぁ・・・
日赤ってこんなに温かかったっけなー?長男のときは何もかもスパルタに感じたけど…
それからお昼過ぎには家族で病室で過ごしていて そしたらあの大地震が来て・・・
2回くらいかなり大きく揺れて 病院だから安心だけど免震だから体感がすごかった
テレビではNHKがヘリで 津波が内陸をどんどん飲み込んでいく様子を実況していて。。。
本当に言葉にならない・・・
ケータイは全然繋がらないし、これで職場や保育園とか家族バラバラだったら…
被災者の方々の苦しみとは全然比べ物にならないけれど どんなに不安で苦しかったことか…
家族4人で一緒にいられて 病室に夫と長男も泊まらせてもらえて
とにかく生きていられるだけで有難くて
家族と共に過ごし 日常を過ごせることがいかに幸せなことなのか
地震速報がなり続けるケータイや大惨事を放送するテレビをみながら
一晩中続く余震のなか、人生観が変わるというか ずっと考えてました…
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りし
被災された方々にに心よりお見舞い申し上げ
そして被災地の一日も早い復旧・復興を切に願います
あれから2ヶ月
テレビを見ていると 楽観的な気分になり
地震も原発も既に過去であり
平和な日本がそこにあるような錯覚を覚え
ネットを見ていると 悲観的な気分になり
被災者の方々の生活も放射能汚染も継続している現実があり
今にも逃げ出したい気持ちに駆られ絶望を感じる
問われているのは メディアリテラシなのか
人間としての価値観なのか
何が真実なのかは分からないし
そもそも真実とは何なのか分からない
(個人的には堀江被告の『真実は不条理』に共感してしまうが…)
ただ日本は民主主義の国ではなかったのか
政府、組織、大手メディアとはそういうものだと思ってはいたが
この有事にここまでの情報統制が行われ 地震や原発において
巨大な官僚的組織が人命より既得権益を優先させる様は
異様すぎてまさに驚愕
全ては金か・・・
知らないで心理的に楽に過ごせればそれで良いのか
知ったところで何が自分にできるのか
さまざまな意見やソースがあり賛否両論あるかもしれないが
その中で確実に一石を投じる画期的な取材と報道!
両極端にあるものが融合して結実したような・・・リンク↓
2011.5.10 フジTV・とくダネ 福島の子供たち 20ミリシーベルト問題
『子どもたちはこの国の未来』
子どもたちを守るのは大人しかできない
微力であっても何もできなくても
息子たちに母親は私しかいない
忘れそうになったり挫けそうになっても
肝に銘じて頑張りたい
小さな声でも行動でも
広がればいつか大きなムーヴメントを生むはず