東京卵巣がんフォーラムの内容の一部を個人的な記憶の整理として書きました。
◎国立がん研究センター中央病院の勝俣先生による「再発卵巣がんとの上手な付き合い方」
【再発の抗がん剤治療】
六ヶ月以上たってるものはプラチナ感受性とみなし
カルボプラチン
+パクリタキセル
+ドキシル
+ゲムシタビン
六ヶ月以内はプラチナ耐性で
ドキシル
ゲムシタビン
トポテカン
経口エトポシド
ドセタキセル
イリノテカン
の単剤
岩手医科大学 杉山先生より補足
多剤にする病院もあり。副作用による、例えばドキシルの手足口症をふせぐために50mlではなく30mlにしてほかを組み合わせたり。
(ドキシルは50だと手足口症がでるが40だとそうでもないデータがあるため)
単剤か多剤かのデータはない。
ドキシル、ゲムシタビン、トポテカンは患者の会の貢献により2007年認定されたもの。世界80か国で使われている。ドラッグラグの問題はまだまだあり。
日本は国の認可がないとだめだが、アメリカでは国の認可なくても保険で認められれば使える。
ウィークリーパクリタキセルは国の認可がおりてないが、あと二ヶ月くらいでおりるだろうといわれている。
【新しい治療法といわれる分子標的治療薬】
アバスチン(血管をつくるのを阻害)やPARP阻害薬(DNA損傷時にでるPARPを阻害)は今までになかった副作用が起こるかもしれない(イレッサの間質性肺炎のような)。
PARPは数年で認可されるだろう。
【最新の治療が最善最良というわけではない】
インターネット情報にまどわされないこと
1 〇〇免疫クリニック、最新〇〇免疫療法
2 〇〇%の患者に効果
3 体験談がのせられてる
4 保険の効かない高額医療
5 奇跡の〇〇治療、末期がんからの生還
二つ以上あてはまればいんちきでしょう
例えばビタミンC大量療法は20年くらい前に効果なしとされたがいまだに載ってたりする。
◎兵庫医科大学の大松先生による「家族ががんになったとき-上手に相談する方法」
(家族じゃないし、とひねくれまして、ふわっと聞いてたので、大事なとこだけ↓)
病院のなかにある相談支援センターを利用しましょう。「国立がん研究センターがん対策情報センター」で検索すれば情報あり。
◎岩手医科大学の杉山先生、埼玉医科大学国際医療センターの勝俣先生、兵庫医科大学の大松先生、スマイリーの会代表の片木さんによるパネルディスカッション
〈リンパ節隔清のこと〉
早期の場合、進行がんを見逃さないために行う。(後の治療がかわってくるため)
進行がんの場合、おなかに広がってる三期ではリンパ節に転移があるかみても、かわらない。
イタリアの比較試験では、隔清したほうが再発までの期間が長いとある。ただし全体の生存率はかわらなかった。(よって埼玉医科大学ではリンパ節隔清をやめた)
〈経過観察のこと〉
日本では一年目は一ヶ月毎、二年目は二ヶ月、三年目は三ヶ月とあるが漠然と決まっているだけ。
CA125があがってすぐに治療しても効果はかわりがない。かえって患者のQOLがさがる。
欧米やがんセンターでは三ヶ月毎に測る。
(イギリスではCA125をやめちゃえというくらい。患者に不安を与えるから。)
しかしCA125の上昇が再発のサインであるのはほぼ間違いない。焦る必要はないので適切な治療法を決める。例えば画像にでるまで待って、再発が骨盤内に一つだとすれば、抗がん剤ではなく手術で取るほうがよい場合もある。
〈腫瘍マーカーがもともとたかくないんですが?〉
経過観察で腫瘍マーカーをはかることはあまり意味がない。しかし、腹腔内にはしゅがでるとあがることがある。
はからないよりは、はかったほうがいいだろうということではかっている。もともとCA125はしょう液性のマーカーのもの。
内診(CTで映らないものが内診でわかることがある)、身体所見、CTにより経過観察をしていく。
〈グランのこと〉
発熱してなければ、打つ必要はない。(患者の来院負担、費用の負担がある)
打ちすぎたからといって副作用があるわけではない(造血による腰痛はある)
〈明細胞で数ヶ月で再発したが、足が痛くなり再発がわかった。もしまた再発したら足が痛くなるのか?〉
明細胞は血栓をつくりやすい。ワーファリンをのんでれば血栓になるチャンスはへるだろう。
(↑質問した方が聞きたいことと違う答のような…)
〈再発の抗がん剤は数種あるが、レジメンはどのように決めるのか?〉
副作用によって。
例えばイリノテカンは下痢の副作用がある、髪が抜けたくない、など。
ざっとしか書いてませんが、少しでもお役にたてれば…。文章力の無さは、ご勘弁くださいまし。
◎国立がん研究センター中央病院の勝俣先生による「再発卵巣がんとの上手な付き合い方」
【再発の抗がん剤治療】
六ヶ月以上たってるものはプラチナ感受性とみなし
カルボプラチン
+パクリタキセル
+ドキシル
+ゲムシタビン
六ヶ月以内はプラチナ耐性で
ドキシル
ゲムシタビン
トポテカン
経口エトポシド
ドセタキセル
イリノテカン
の単剤
岩手医科大学 杉山先生より補足
多剤にする病院もあり。副作用による、例えばドキシルの手足口症をふせぐために50mlではなく30mlにしてほかを組み合わせたり。
(ドキシルは50だと手足口症がでるが40だとそうでもないデータがあるため)
単剤か多剤かのデータはない。
ドキシル、ゲムシタビン、トポテカンは患者の会の貢献により2007年認定されたもの。世界80か国で使われている。ドラッグラグの問題はまだまだあり。
日本は国の認可がないとだめだが、アメリカでは国の認可なくても保険で認められれば使える。
ウィークリーパクリタキセルは国の認可がおりてないが、あと二ヶ月くらいでおりるだろうといわれている。
【新しい治療法といわれる分子標的治療薬】
アバスチン(血管をつくるのを阻害)やPARP阻害薬(DNA損傷時にでるPARPを阻害)は今までになかった副作用が起こるかもしれない(イレッサの間質性肺炎のような)。
PARPは数年で認可されるだろう。
【最新の治療が最善最良というわけではない】
インターネット情報にまどわされないこと
1 〇〇免疫クリニック、最新〇〇免疫療法
2 〇〇%の患者に効果
3 体験談がのせられてる
4 保険の効かない高額医療
5 奇跡の〇〇治療、末期がんからの生還
二つ以上あてはまればいんちきでしょう
例えばビタミンC大量療法は20年くらい前に効果なしとされたがいまだに載ってたりする。
◎兵庫医科大学の大松先生による「家族ががんになったとき-上手に相談する方法」
(家族じゃないし、とひねくれまして、ふわっと聞いてたので、大事なとこだけ↓)
病院のなかにある相談支援センターを利用しましょう。「国立がん研究センターがん対策情報センター」で検索すれば情報あり。
◎岩手医科大学の杉山先生、埼玉医科大学国際医療センターの勝俣先生、兵庫医科大学の大松先生、スマイリーの会代表の片木さんによるパネルディスカッション
〈リンパ節隔清のこと〉
早期の場合、進行がんを見逃さないために行う。(後の治療がかわってくるため)
進行がんの場合、おなかに広がってる三期ではリンパ節に転移があるかみても、かわらない。
イタリアの比較試験では、隔清したほうが再発までの期間が長いとある。ただし全体の生存率はかわらなかった。(よって埼玉医科大学ではリンパ節隔清をやめた)
〈経過観察のこと〉
日本では一年目は一ヶ月毎、二年目は二ヶ月、三年目は三ヶ月とあるが漠然と決まっているだけ。
CA125があがってすぐに治療しても効果はかわりがない。かえって患者のQOLがさがる。
欧米やがんセンターでは三ヶ月毎に測る。
(イギリスではCA125をやめちゃえというくらい。患者に不安を与えるから。)
しかしCA125の上昇が再発のサインであるのはほぼ間違いない。焦る必要はないので適切な治療法を決める。例えば画像にでるまで待って、再発が骨盤内に一つだとすれば、抗がん剤ではなく手術で取るほうがよい場合もある。
〈腫瘍マーカーがもともとたかくないんですが?〉
経過観察で腫瘍マーカーをはかることはあまり意味がない。しかし、腹腔内にはしゅがでるとあがることがある。
はからないよりは、はかったほうがいいだろうということではかっている。もともとCA125はしょう液性のマーカーのもの。
内診(CTで映らないものが内診でわかることがある)、身体所見、CTにより経過観察をしていく。
〈グランのこと〉
発熱してなければ、打つ必要はない。(患者の来院負担、費用の負担がある)
打ちすぎたからといって副作用があるわけではない(造血による腰痛はある)
〈明細胞で数ヶ月で再発したが、足が痛くなり再発がわかった。もしまた再発したら足が痛くなるのか?〉
明細胞は血栓をつくりやすい。ワーファリンをのんでれば血栓になるチャンスはへるだろう。
(↑質問した方が聞きたいことと違う答のような…)
〈再発の抗がん剤は数種あるが、レジメンはどのように決めるのか?〉
副作用によって。
例えばイリノテカンは下痢の副作用がある、髪が抜けたくない、など。
ざっとしか書いてませんが、少しでもお役にたてれば…。文章力の無さは、ご勘弁くださいまし。