昨日に続きます。
小林麻央さんのガンは
まさかの、私と同じタイプのもののようです。

旦那様の会見を聞きながら私も
言葉の隅々から、充分にそう察することができました。

が、一方で
乳癌のトリプルネガティブというタイプは
まだ理解の幅が浅いのです。
昨日目にしたテレビでも、医師でありながら
「乳癌はハーセプチンやホルモン治療もあるので」
と言っていました。
専門医でなくても、医師なのに。

そういうのが効かないから大変なんです
トリプルネガティブは!!

だから私は通常治療を外れたのですから。

通常、乳癌は
ホルモンに反応するタイプ
HER2というものに反応するタイプ
どちらも反応しないタイプ
があると言われておりますが
どちらも反応しないタイプがトリプルネガティブです。

つまり昨日テレビで目にした医師が
どれだけちんぷんかんぷんなことを言っているか。


トリプルネガティブの乳癌は
選択肢が最初から少なくなります。

ホルモンやHER2のどちらかが反応する
もしくはどちらも反応する場合は
身体に影響の少ないとされている
ホルモン治療やハーセプチン治療を経てから
どうしても効かなかった場合に
最後の手段で抗がん剤を使うのです。

旦那様もおっしゃっていましたが
抗がん剤は人によって全く合わないものもあり
全く合わないものは、癌の増殖が
更に速くなったりもします。

そして、私が診察を受けた乳癌治療で有名な
S病院のY医師は驚くことに、こう言いました。
「大きさが変わらなくても、効いているという判断」
つまり、増殖が抑えられているからだそうです。
でも私(や小林麻央さん)のような
「小さくしてから手術をする想定の場合」は
現状維持では意味がない、と思いませんか?

もちろん、その疑問はぶつけましたが
「大きくなるはずのものがならない
 それは効いている状態と判断するものなのです」
との返答以外はいただけませんでした。

吐いたり、食べれなかったり、髪が抜けたりしながらも
頑張って頑張って数か月耐えた結果
効かずに大きくしてしまう抗がん剤だった場合
どんなに落胆し絶望するでしょう。

そしたら医師は「変えましょう」と言い
次からまた違う抗がん剤を使うわけです。

しかも、使った抗がん剤には
癌が耐性を持ってしまうと言われており
限りある抗がん剤の種類は狭められていくのです。


苦しんで、必ず少しでも報われるのなら
その少しを積み重ねていこうと思えます。
でも、私には先細りの道にしか見えませんでした。

散々医師にも質問をぶつけましたが
私は、どうしても決心がつきませんでした。
日本でも有名な乳癌の医師の方でしたが
自分の本能がNOと言っていました。

自分も悩みましたが、家族も悩んで悲しみました。
彼女は1年8か月前からの治療とのこと
つまり1年8か月、抗がん剤を繰り返しているわけで
当人もご家族も、相当なご苦労だと思います。

あまり詳細を知らない医師が
いたずらに出てきて無責任なことを
テレビで言ってほしくないと思います。

旦那様もおっしゃっていたけど
当人やご家族が見守って欲しいと言っていますので
いちばん苦しい闘病者・ご家族の意見をどうか最優先し
マスコミや報道の方々には
同じ病気と闘っている、一市民として
ご配慮の届いた対応をしていただけるよう
くれぐれもお願い申し上げます。m(__)m

小林麻央さん、ご家族のみなさん
応援しています。



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