最近では、図書館の建て替え、新しい図書館の建設などに伴って、開館時間を延長する図書館が増えてきています。


これはたぶん、働いていてもいなくても、不思議に感じたと思うのですが。


「開館時間延長=利用者のニーズ」


・・・これって本当にそうなのだろうか?

確かに、時間が延びればその分人は来るのかもしれません。

でも、開館時間を延ばすということは、その分の光熱費・人件費が増えることですよね。


たとえば、19時までやっている自治体の図書館が、1時間延ばして20時までの開館時間とする。

正直、たったの1時間です。

その時間で来れる人なんて、誤差の範囲だと思うのですよね。

サラリーマンの人を対象としたサービス展開だとしても、仕事帰りに「図書館寄ろう」と考えてくれる人ってそこまで多いのだろうか?

残業とかで疲れているなら、早く帰ってゆっくりしたいのではないか?と思ったりするのです。


だったら、その毎月・毎年の増えた分の予算を使って、他のサービスを充実したらいいんじゃないの?と思ってしまうのですが。



ライブラリーアカデミー内で再考したOPACの再構築とか、インターネットを使ったサービスを展開するとか・・・



施設という固体にこだわると開館時間延長なのかもしれませんけどね。

もうちょっと、施設を大切にしながらも、外へ外へ目を向けてサービス展開してもいいんじゃないかな?と思うのです。