(2008)
出演 ブレンダン・フレイザー (リック・オコーネル)
ジェット・リー (皇帝)
マリア・ベロ (エヴリン・オコーネル)
ジョン・ハナー (ジョナサン/エヴリンの兄)
ラッセル・ウォン (ミン・グオ/皇帝の部下、皇帝を裏切る)
リーアム・カニンガム (マグワイア/リックの旧友、飛行機乗り)
ルーク・フォード (アレックス・オコーネル)
イザベラ・リョン (リン/謎の女性、墓守)
アンソニー・ウォン (ヤン将軍/皇帝を甦らせようとする)
ミシェル・ヨー (ツイ・ユアン/皇帝の時代の呪術師)
監督 ロブ・コーエン
【ストーリー】
ブレンダン・フレイザー主演の人気シリーズ第3弾となるアクション・アドベンチャー。
主人公リックの妻エヴリン役を前2作のレイチェル・ワイズに代わりマリア・ベロが務める。
古代中国。
自然界を操る魔力を持った皇帝は、呪術師の娘ツイ・ユアンに不死の魔術を発見させるが、
皇帝に愛する人を殺された彼女は皇帝と臣下全員を呪いにかけ、陶器にしてしまうのだった。
それから約2000年後の1946年、ロンドンで幸せに暮らすリックとエヴリンのオコーネル夫妻は、
持ち主を不死の泉へ導くとされるブルー・ダイヤ“シャングリラの眼”を上海の博物館へ戻しに行く、
という任務を外務省から託される。
すると現地には、ハーバード大学に留学しているはずの息子アレックスがいた。
実は彼は、2000年前の皇帝陵を発掘する大偉業を成し遂げていたのだった。
しかし、一家がその皇帝のミイラを見に博物館を訪れると、
中国を世界最強の国にしようと手を組んだ館長とヤン将軍が“シャングリラの眼”を奪い取り、
皇帝を生き返らせてしまう…。
【感想】
ぼけ~と見るのは面白いけど、途中退屈になる映画ではある。
一言で言えば、つまらない映画ではなく、楽しめるけど・・・・ちょっとマンネリ化?
まず、エヴリン役が変わってしまったことが残念。
でも、レイチェル・ワイズでは、あんなに大きな息子がいる役には若すぎるので、マリア・ベロは
その点、妥当かなぁなんて思ってしまったりする。
マリア・ベロの旦那様がブレンダンというのも、ちょっと・・・
ブレンダンは1作目2作目に比べて、若干老けたけど、でも若いまんま。
妻がマリア・ベロでは、ちょっと年上女房という感じがしないでもない。
ジョナサンが相変わらず間抜けな役で出てきてくれたのは嬉しい限り。
2作目で、ジョナサン&アレックスコンビが仲良くて、結構面白かったのだが、
今回もこの2人は仲良しさんっぽいが・・・・
大人になったアレックスには、お間抜けなジョナサンは頼りないのか、冒険時には
ジョナサンには全く構ってあげていないのが、寂しかった・・・かな?
そのアレックスは、2作目では結構かわいい坊やだったのに、リックとは反りが合わなかったようで、
反抗的な憎たらしい青年になってしまっていた。
でも、途中でお互いの武器を自慢し合うところなど、似たもの同士なのねという感じ。
いつの間にか武道?派、考えなしに体が動くタイプになってしまったのね・・・
以前は母に似て古代文字まで読める賢い少年だったのに・・・
さてさて、問題の敵、皇帝役のジェット・リー。
本編121分中、ジェット・リーの素顔が映るシーンは、何分あったのかな?ってくらい
ちょっとしか出てこない。
いやいや「皇帝」としては、粘土で出来た小型版「大魔神」みたいな埴輪みたいな姿は
ずーーーっと出ているのだけど、ジェット・リーのお顔が拝めるのはプロローグ&ラストのちょっと。
「ジェット・リー」を使った意味があったのかどうか、疑問だったりする。
別に強面のおじさんで十分な気がする。
過去の皇帝の姿が出て来るプロローグでは、下手すると女性より背が低く、若いせいかな?
あまり威厳を感じさせない。(若いというより、童顔?)
「ジェット・リー」だからこそ、アクション描写が多いのでは?と期待すると、完璧に裏切られる。
皇帝がどれほど偉大で強いのか分からない。
1作目よりパワーアップした2作目のイムホテップのほうが、ずーっと強い。
強い上に、2作に出ているせいもあってイムホテップがどんな人物か、少しは分かるので面白い。
(2作目では、ちょっぴり感情移入まで出来そうだった)
それに比べて、皇帝の人物像がハッキリしていないのが残念。
リックとエヴリンが仕事復帰するところを描くのに時間をとられちゃったのかな?
この2人ってスパイ活動していたらしい。
インディ・ジョーンズもだけど、冒険家だったはずなのに、いつのまにかスパイ?(^^;
2作目でも良い家に住んでいたけど、今回は、お城並みの豪邸だったのが、またもや驚き。
小学生くらいのアレックスが大学生に育つまでの間に何があったんだろう・・・
ジェット・リーという俳優を使った割には、なんか魅力を描ききれていなかったのが残念。
アクションも、最後にちょこちょこーっとだけだったし・・・
あと、チベットのあの怪物くんが、何故味方なのかも不明。
軽く見るには面白いけど、前の2作に比べると見劣り。
もしかしてイム・ホテップに2作費やしたように、皇帝にもあと1作あったりして・・・
余談
アレックスが「スーパー・ナチュラル」のサムを太らせたような感じだった(笑)
あんまりかっこよくない、お父さんのほうが↑
【俳優紹介】
ブレンダン・フレイザーは、「青春の輝き」「原始のマン」「きっと忘れない」「ジャングル・ジョージ」
「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」「クラッシュ」
ジェット・リーは、「少林寺」「リーサル・ウェポン4」「ロミオ・マスト・ダイ」「HERO」
「ブラック・ダイヤモンド」「ダニー・ザ・ドッグ」「ローブ アサシン」「ドラゴン・キングダム」
マリア・ベロは、「ペイバック」「デュエット」「コヨーテ・アグリー」「シークレット・ウィンドウ」「ザ・ダーク」
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「アサルト13 要塞警察」「ワールド・トレード・センター」
「サンキュー・スモーキング」
ジョン・ハナーは、「フォー・ウェディング」「イントルーダー 侵入者」「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」
リーアム・カニンガムは、「ドッグ・ソルジャー」
イザベラ・リョンは、「the EYE3」「妄想 diary」
アンソニー・ウォンは、「インファナル・アフェア」シリーズ、「頭文字[イニシャル]D THE MOVIE」
ミシェル・ヨーは、「ポリス・ストーリー3」「プロジェクトS」「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」
「グリーン・デスティニー」「SAYURI」「サンシャイン2057」
監督のロブ・コーエンは、「バトルランナー(製作)」「イーストウィックの魔女たち(製作総指揮)」
「ハード・ウェイ(製作)」「ディライト」「ワイルド・スピード」「トリプルX」「ステルス」
「トリプルX ネクスト・レベル(製作総指揮)」
お薦め度 ★★★☆☆
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