だいぶ間が空いてしまってすみません!

佐世保の食育祭取材の続報です。


2000人以上が詰め掛けたこの食育祭。メインの講演会は長野県真田町で中学校の校長や教育長を務めた大塚貢先生のお話でした。


大塚先生が赴任した当時、中学校は荒れ放題。校内の至るところにタバコの吸殻が散らばり、生徒がバイクで廊下をぶっ飛ばしたり、万引きや恐喝などの警察沙汰もしばしばだったといいます。


大塚先生の取った改善策は①授業をおもしろくする②給食を改善する③校内で花を育てる、というもの。


給食は週5日発芽玄米入りの米飯に。肉のメニューはほとんどなくして、魚と野菜のおかずに切り替えました。


給食を変えて半年ちょっと経った頃から校内が次第に落ち着きはじめ、吸殻は見る見る減ってゆき、やがては生徒の学力が大幅に伸び始めました。


成績が高いA、中くらいのB、低いC、という3つに区分したとき、たとえば国語の書く能力の全国平均では、Aの生徒が55%なのに、真田町では88%。英語の理解能力が全国平均では、Aが52%なのに、真田町ではAが79%。


というように、明らかな差が出るようになったのです。


昼食だけで、そんなにまで変われたのは、驚きですね。


給食だけで1日分のミネラルを補えるよう、給食には、手のひらいっぱいの小魚(煮干などを炒っただけのもの)も必ず添えるようにしたといいます。


はじめの頃は、「子どもを猫だと思ってるのか!」(笑)など、親たちからも強烈な拒否反応があったといいますが、根気強く説得を重ねたそうです。


大塚先生は動機の理解しがたい犯罪者の周囲をインタビューしてまわり、ほとんどがまともなものを食べていないらしいことも確認しています。


酒鬼薔薇、板橋で寮の管理人の父母を殺した高1の生徒、奈良で継母と弟妹を焼死させた高1の生徒、福島で母親の首をショルダーバッグに入れていた高3の生徒、これらの生徒はみな肉を大量に食べていたといいます。


犬の仇討ちという理由で官僚を襲った小泉、秋葉原の無差別殺傷事件、わが子や近所の子を殺した畠山静香は、コンビニ弁当やカップラーメンばかりの食生活だったそうです。


食の乱れは健康だけでなく、心の乱れにもつながり、それが非行や犯罪を生み出していくのです。


そこまでいかなくても、なんだか無性にイライラするとか、落ち込むというあなた。それも食の改善でほとんどの場合治すことができます。


自然な食生活で、心の健康、守りましょう!


心を平和にする自然な食事、もっと詳しく知りたい方は


Luna Organic Institute へどうぞ。