富山市議補選 11月6日

政活費不正辞職計9人



富山市議会(定数40)は21日、政務活動費の不正請求を認めた自民、民政クラブ(民進系)両会派の計6人の辞職を本会議で許可した。一連の不正請求で辞職した市議は計9人で県議転出の1人と合わせ市議会の欠員が10となり、補欠選挙が実施される。



議員辞職が認められたのは、自民の▽市田龍一(61)=議長▽谷口寿一(53)▽藤井清則(54)▽浅名長在エ門(65)ーーの4市議と、民政クラブの高田一郎(69)と針山常喜(70)の両市議。



6人の市議はいずれも白紙や偽造の領収書を使い、市政報告会の茶菓子代やパソコン購入代として架空・水増し請求するなどの手口で、不正に政活費を受け取っていた。



8月末以降、相次いで発覚した不正請求問題への批判を受け、自民会派は議会の自主解散を提案することも一時検討したが、公明、共産など他会派の賛同を得られず断念。定数の6分の1超の欠員が出たため、公職選挙法の規定で市議補選が決まった。



本会議では補選の費用約1億2000万円の補正予算が可決された。補選の日程も10月30日告示、11月6日投開票と決まった。市議会は来年4月23日に任期満了を迎え、議席を2減らした定数38で市議選が行われる。



政活費の不正を巡っては、富山県議会でも2人が辞職し、1人が辞職願を提出している。これを受け、県議選高岡市選挙区の補選(改選数2)が10月14日告示、10月24日投開票の日程で実施される。【大東祐紀、古川宗】

9月22日付「毎日・大阪版」より



以上記事本文



まさに底なしの不正発覚状態となった、富山市議会ですが、辞職した議員が9名出て、10月に補選が実施されることになりました。


この補選に辞職した議員が再度立候補して、あわよくば当選して「禊(みそぎ)は済んだ」などというような事態だけは避けて欲しいと思います。いくら自民党が金城湯池ぶりを誇る富山県とは言え、良識ある選択がされるよう希望します。