細胞間脂質 ②タンパク質分解酵素などの働きが乱れて、細胞間脂質の働きが衰えると、角質細胞は浮き上がって剥がれ、水分が逃げ出して肌荒れの状態になる。このような皮膚には、セラミド配合のクリームが効果的である。セラミドは哺乳動物の脳や酵母から抽出されるが、精製技術が進み、純度の高い、無臭に近いものが天然系素材のエモリエント剤として使用されている。また類似の細胞間脂質には、大豆レシチンや熟成カミツレ、ヤシ油、サトウキビより抽出、精製したものなどがある。