以下の例は、高血圧の漢方相談時、特に初回相談時に患者様に必ず伝えている漢方薬の改善方針です。
例1 血圧の数値ばかり気にしている方
西洋医学と漢方医学は考え方が異なっています。西洋医学は血圧を正常値に下げることを目標としていますが、漢方医学では高血圧による頭痛やのぼせなどの自覚症状の改善に重点をおきます。自覚症状がとれて、体質が変わってくると、血圧のほうも元のよい状態に近づきます。
自覚症状がない方に関しては、肥満や便秘、血行など体質の改善に重点をおきます。
例2 漢方で確実に効果が良いタイプ
一般的に血圧は体調やストレス、寒冷などによって変動しやすいです。境界型の高血圧(あるいは軽症の高血圧か、自律神経のアンバランスを伴う高血圧など)は、漢方が得意とする領域ですので、じっくり服用していけば必ず良い方向に向かいます。
例3 最低血圧が高いタイプ
下の血圧が高いのは、動脈硬化や腎機能の低下などが考えられます。こういう場合、化学薬の降圧剤では最高血圧は下がりやすいですが、最低血圧はなかなか下がりにくいです。しかも、上下の血圧の幅が狭まり、血液循環の立場からは好ましくないです。そこで、血液をきれいにし、血行をよくして動脈硬化の進行を抑える漢方薬を併用すると、好ましい効果が期待できます。





