トリカブト (鳥兜) | Jell's Whimsical Blog

トリカブト (鳥兜)


〔 学名 〕   Aconitum (トリカブト属として)
〔 科名 〕   キンポウゲ 科
〔 属名 〕   トリカブト 属
〔 別名 〕   アコニタム / カブトバナ
〔 花期 〕    9 ~ 11 月
〔 原産地 〕  中国 / ヨーロッパ / 北半球の温帯
〔 花言葉 〕  毒牙 / 心を傷つける言葉 / 人間嫌い / 騎士道 / 栄光

         あなたは私に死を与えた / 復讐 / 狼をも殺す
〔 由来 〕   花の形が舞楽でかぶる冠(鳥兜)に似ている事から


トリカブトは世界に300種以上 日本に30種以上が自生しており
自生地(地方)によって種は異なります。
1986年(昭和61年)の トリカブト保険金殺人事件 を知る方は多いかと…

全草に有毒成分があり 特に根は猛毒で 根、花、葉、茎の順で毒が強く

解毒剤は未だに無い為 致死量を口にすると助かる見込みは少ない…


また、ニリンソウやモミジガサなどと誤認採取されたり
採取したニリンソウにトリカブトが混入していた等で
毎年 食中毒者は出ており ときに死者の出る事故も起きています…


これは トリカブトの若葉です! 下のニリンソウの葉と色が違いますが

撮影時の違いであって 実際は葉の色も似ています。


この ニリンソウは 今年の春先に撮ったものですが

葉だけの写真が無く・・・ 花が邪魔で見難いですが^^;;


毎年事故が起こるのも頷けるほど トリカブトの葉と似ています!

花が付いていると見間違える事は無いのでしょうが

若葉の時期では 混入採取事故がある事を考えると同じ場所にあっても

見分けられない、気付かないほど似ているという事ですね・・・

葉だけで見分けるのではなく 他の部位の知識も必要ですね!



トリカブトは 品種によって毒性の強さに差があります。

毒性が弱いといわれる園芸品種でも毒性はあるので ご注意を!



花は 怪しい青紫色で独特な雰囲気ですが とても綺麗でした!

毒があると知ってるから怪しい雰囲気と思うだけかもですが^^;;



直立する種 と 斜めに立ち上がって上部が垂れる種がある

この写真は 垂れ下がっている部分です^^

1枚目の写真は 直立タイプの種でした。




今回自分が撮影した トリカブト は何という品種なのか??

見分けるのが困難な花らしく 数種のうちのどれかかな? くらいまでで

判断できず わかりませんでした^^;;


〔 主な品種として 〕

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イブキトリカブト / ウスバトリカブト / エゾトリカブト / エゾホソバトリカブト
オオサワトリカブト / オクトリカブト / オンタケブシ / カラフトブシ
カワチブシ / キタダケトリカブト / キタヤマブシ / サンインヤマトリカブト
サンヨウブシ / ジョウシュウトリカブト / シレトコブシ / セイヤブシ
センウズモドキ / ダイセツトリカブト / タカネトリカブト / タンナトリカブト
ツクバトリカブト / ハクサントリカブト / ハコネトリカブト / ハナカズラ
ハナトリカブト / ヒダカトリカブト / ホソバトリカブト / ミヤマトリカブト
ヤチトリカブト / ヤマトリカブト / ヨウシュトリカブト / リシリブシ
リョウハクトリカブト / レイジンソウ

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撮影地: 2008.10/5 栃木県下都賀郡都賀町 「花之江の郷」