帝王切開レポート~術後編 その1~ | 双子+1、三姉妹☆ドタバタ育児

双子+1、三姉妹☆ドタバタ育児

長い夫婦二人生活を経てようやくベビ待ち開始しましたが、2度の流産。
検査の結果、 不育症だと分かりました。

不育治療して、2012年9月に女の子の双子を出産しました☆
そして2017年3月に三人目の女の子を出産☆

つづき


手術は恐らく1時間ほどで終わり、16時過ぎには病室に戻れました。

夫や両親、義両親が病室に来て、
「可愛い子だった!美人だ~!」
とコーフン。

でも、私は麻酔のせいか、胃の上に器具を置かれてたせいか、気持ちが悪くて頭がぼんやり。
あんまり話しはできませんでした。

「産んだ私が一瞬しか見られなかったのに…みんな赤ちゃん見られてズルい!」
っていう僻みもありました(^o^;)


この時一番辛かったのが、下半身麻酔。
自分の意思では下半身が動かせなくて石のよう。
ベッドの上で体勢を変えたくても、自分ではどうにもできない。
看護師さんや夫に頼んで、体勢を変えてもらうのですが、
やはり手術で緊張してたせいか、身体がこわばってて、どの体勢にしてもベッドの上で落ち着かないんです。

しかも、脚には血栓予防のためのマッサージャーが装着されてて、それがうるさいし、邪魔で。

これから一晩中このまま眠れなかったらどうしよう⁉って恐怖でした。

下半身麻酔は2時間ほどできれて、自分で身体を動かせるようになったのですが、
結局、身体はこわばったまま。

産後の興奮もあったせいか、その日は一睡もできませんでした。

寝返りをうつと、傷口の端に焼ける様な痛みが。
でも、体勢を変えないと下側が痛いし、落ち着かないし。
痛みを堪えながら何度も寝返りしました。

「こんなに辛いなんて…帝王切開なんてもう嫌だ。
帝王切開で何人も産んでるお母さんなんて信じられない!」

ってことをずーっと考えてました。
仕方ないので、iPodで一晩中音楽を聞いて、ひたすら朝になるのを待ちました。



2時間おきくらいに医師や看護師さんの回診があるのですが、
真夜中になって、血圧を測ったら、160を超えてしまったようです。

そこから慌てて点滴に降圧剤が追加され、血圧測定も回診も頻繁になり、私は余計眠れず。
(結局、妊娠高血圧症になってしまい、今も朝夕血圧測定して、降圧剤を飲んでます。)

で、本当~にダメなのですが、夜中、私、飲み物を飲んでしまいました。
飲み物は手術当日はNGなのですが、喉の渇きと眠れないことが辛くて我慢きず…。
でも、飲んだ後に血圧が上昇したので、さすがに私も怖くなってしまいました。

でも、あの時飲んだポカリスエットは超美味しかった。
本当にダメだけど(^_^;)




そしてようやく朝。
看護師さんに介助してもらって、歯磨きして、お茶を飲ませてもらった時はホッとしました。

回診の先生に、

「1.血栓予防のため、2.内臓の癒着を防ぐため、3.子宮の戻りをよくするため、にも頑張ってどんどん動いてください。」

と言われ、まずはベッドの上で身体を動かすようにしました。

その後、看護師さんとベッドから下りて立ち上がる練習、トイレまで行く練習。

トイレに行けたら、尿道カテーテルは抜いてもらえるそうですが、まだ一人でトイレに行く自信がなかったので、午前中はカテーテルは入れておいてもらいました。

この時も傷口の端に焼ける様な痛み。
前かがみじゃないと立てない…
でも、頑張ってベッドから下りて、歩く練習を何度もすると、身体のダルさが取れてきて、楽になってきました。
脚のマッサージャーが取れたのも、すっきりして劇的に楽になりました。



午後にはカテーテルも取れて、車椅子で赤ちゃんを見に行くことに。

改めてじっくりキナコとアズキを見た印象は、
「私が産んだのかぁ。本当にお腹に入ってたのか。信じられない!」
でした。

キナコとアズキは見事に顔が違ってて、間違いなく二卵性。
私にも夫にも似てなくて(^_^;)不思議な感じでした。

でも、無事に産まれて来てくれて本当によかった。
辛くても帝王切開してよかった~!
って思いました。


つづく