午前中は雨もよいの風が吹きつのり、
空を行く雲の動きにも何か大事に急ぐ軍勢のような慌しさが
感じられましたが、昼近くになって風が止むと、
急に陽射しに春めいた華やぎが加わりました。

今日は実は英検の2次(面接)試験の日で、
本当なら実の息子と実でない娘を連れていくところ
だったんですが、一緒に行ったのは息子のみ。
試験会場に向かう車の中で、高2の娘の方から
「がんばって♪」と激励のメールが届くと、
小5の息子は何食わぬ顔をして
「やることは全部やったので、あとは受かるだけです」
と、それに返信。

実の息子ながら、帰国子女というのは、
外国語の習得には一日の長があるみたいですね。
息子は日本の学年でいうと幼稚園の年長から
小学校3年までパリ市内の現地校に通っていて、
最初は何も分からなくて相当苦労したみたいですが、
その分、外国語を学校で習う「教科」としてではなく、
周囲とのコミュニケーションに必要不可欠な道具として
身に付けることを余儀なくされたようです。

もっとも、息子の発音はまだフランス語に
影響されているらしく、“Pachinko”の看板を見て
「パシャンコ」なんて言ってますが(笑)。

最近、ぼくは週末になるとすっかり英語の先生モードに
入ってましたが、日に日に拡大する含み損を抱え
さすがにこれではマズイと自分でも気が付いたので、
この週末からようやくテクニカル分析の本などを
真剣な顔をして読み始むようになりました。

日々の上がった下がったに気を取られるあまり、
今まであまり体系的に本を読んで学習することを
してこなかったのですが、そういう姿勢こそが
どこか根本的に間違っていたのかもしれません。

本当は今日のような雨上がりの休日には
蕪村の「春風馬堤曲」なんかを読み返してみたいな、
などと内心では思いながら。。。

椿落ちて 昨日の雨を こぼしけり (蕪村)

明日はもう一段下げも覚悟する人たちにラッキー・クリック☆