2月28日(水)午後2時ごろ、一般質問をしますので、傍聴におこしください。 4問質問します。
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1【件  名】
平清盛公生誕900年祭を機に、創意工夫しお金をかけない観光の仕組みづくり、また安全を提供できる観光の仕組みづくりを
 
【質 問 要 旨】
(1) 以前、東京都墨田区の例を取り上げ提案し質問した「SNS( social networking service)で発信したら、ちょっとプレゼントキャンペーン」を、全市で展開する考えを検討してはどうかを問う。
 
(2) 旅行は、「見る、食べる、遊ぶ、地元の人と触れ合う、泊まる」の5点セットだと考えるが、見るは観光担当、食べるは商工担当、交流は自治振興、そのような縦割になっていないか。民間関連団体も観光協会、商工会と、縦割になっていないか。この点をつないでいく役割を持つのが、市だと考えるがどうか。
 
(3) 体験型観光の中には、観光民泊、観光農園、観光漁業とともにスポーツ体験も含まれると思うが、アーチェリーや乗馬など本市でしか体験できない民間事業者への支援に力を入れてはどうか。例えば、モデル事業で業者を指定し、観光産業の多様化を図り、儲かる産業育成という視点で事業者育成をすすめて欲しい。期限付きの補助金で事業を活性化させ、納税者を増やすという施策を展開していく考えはないかを問う。
 
(4) おもてなしの概念は様々だが、トイレについて、ドアに「洋式」と「和式」と表示するだけでも、待っているイライラを解消し、利便性が増すと思うが、全市の公共施設への表示化を実施する考えはないかを問う。
(5) 弥山登山者が増えているが、その代わり遭難事故の報道をよく聞くようになった。宮島観光協会が弥山登山道を3ルート紹介しているが、標識等が整備されているのは、もみじ谷ルートのみで、大聖院ルート及び大元ルートには、距離の表示等の標識はまったくない状況だ。このまま放置するのかを問う。
 
(6) 遭難問題の原因の一つに、この冬の寒さの中、スニーカーやハイヒールで登山道を登って行く観光客もおられ、大変危険な状態にあると、弥山の山をよく知る人からの情報をいただいた。まず、現在配布している地図を廃止して、一般の観光客がわかるものに変更すべきという意見があるが、市はその意見及び危険性を把握しているか。
 
(7) 夕方の登山客については、宮島桟橋やロープウエイ等の場所で、天候や日没など的確な情報を提示し、日没後下山する観光客はよくスマートフォンのライトで下山しているという話を聞くが、本市としても観光客に安全喚起を促すよう、情報発信を積極的にする考えはないか。
 
(8) 弥山展望台の開放時間は現在年中同じで、10時から16時までだが、夏場や冬場の日没時刻にあわせて、臨機応変にすべきと考えるが、県と協議してはどうか。特に、前日に宮島宿泊者は、早朝から登るので、オープンが10時では遅いという声もあるし、また日没が19時ころの夏場に、16時閉門は早すぎるという声もある。市にこれらの声は届いているのか。対応を検討したのか。
 
(9) 弥山展望台は、相変わらずトイレの凍結の問題は改善されていないという意見は届いているか。凍結については、どこの場所で観光客に知らせているのか。また、トイレの雨漏りは改善されていないという声が届いたが、市は現状を把握しているか。更に頂上の売店の機能について、現状において利用者の意見はどのように届いているかを問う。
 
(10)宮島観光協会のHPには、弥山登山道を3ルート紹介している。しかし、現状では、観光客はスマ―トフォン等を使って自分の位置を確認したり、ルートを調べている。そのSNSに、3本のルート以外のルートを表すマップやブログが氾濫している。このように、3本以外の登山道を知る人が多く、実際そのルートで登山している人も多い。また、環境省の作った掲示板の地図は、教えてはいけない登山ルートが表示してされていると意見が届けられたが、市は環境省と協議すべきではないか。今年1月に発生した遭難事故のルートは、看板に表記してあるルートに入ったものとのことだが、観光課や消防署など関連部署は遭難原因について調査を行ったかを問う。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された熊野古道は、自分の現在の位置がわかり、また、遭難時には救助関係者に分かるようなっており、さらに警察や消防署の電話番号も明記されるなど、きめ細かく対策が取られている。いざというときに、携帯電話を通じ、自分のいる場所を伝えることができる安全システムの構築が急務だと考えるがどうか。
 
(11) 桟橋に、常設で「安全な登山の方法と地図」の大きな看板を作り、観光客はスマホ等で自分の知りたい情報を収集できるようにすれば、予算的にも低予算で、誰もが気が付きやすく注意喚起ができると考えるがどうか。
 
2【件  名】
大野地域の諸問題について問う
 
【質 問 要 旨】
(1) 中枢となる各区の集会所に、市民センター機能を持たせることについて、昨年6月に一般質問したが、その後の検討結果を問う。
 
(2) 各区の集会所の大型冷暖房機の区負担の軽減について、昨年6月に一般質問したが、その後の検討結果を問う。
 
(3) 世界遺産の玄関口である宮島口及び宮島口上地域の公共下水道の整備の進ちょく状況について問う。
 
(4) 世界遺産の玄関口のJR宮島口駅の橋上化に向けた整備の第一歩であるJR宮島口北口の整備の進捗状況について問う。
 
(5) 耐震化基準を満たさない1区集会所は、避難場所になっているので、区から閉館するか解体をと要望が出ているにも関わらず、問題解決に向けて進んでいる様子が見えない。現実には宮島口地域の住民の意見聴取はおこなったのかを問う。
 
(6) 宮島口上の車止めの撤去について、区からの要望があるにもかかわらず、何が問題で進まないのかを問う。特に、平成28年12月の新潟県糸魚川大規模火災の記憶が鮮やかだが、宮島口上地域の住宅街は大野地域でも最も早く団地が出きた地域で、高齢化率も高く、消防面でも救急面でも、対処が急がれる事例と考える。市の考えを問う。
 
(7) 東市民センターは9月1日にオープンできるのか、建設面、運営面での進捗状況を問う。
 
 
2【件  名】
南海トラフ対策で消防本部の重要機能を高台移転へ
 
【質 問 要 旨】
 必ず起こると言われているM9.1規模の南海トラフ巨大地震対策について、本市では、沿岸部の地御前堤防の嵩上げや、宮島町杉之浦地域のSホテル沖の堤防の作業も行っている。また、市内には「ここは海抜何メートル」と避難の目安となる高さの表示もあり、除々に対策は取られているという、「見える化」状態であると思う。
しかしソフト分野でいえば、例えば南海トラフの巨大地震は、地震発生から数分で大津波が沿岸に到達するのが特徴で、しかも、その高さは三陸沿岸を襲った大津波を上回り、四国34メートル(高知県黒潮町)、九州17メートル(宮崎県串間市)と予測されている。これらの対応策として、和歌山県田辺市の消防本部は海岸線から40メートル高い山岳部に移転した。本市もこれにならい、消防本部の重要機能を高台へ移転するなど対策をとるべきだと思うがどうか。また、市役所や総合病院など高層の建物には、階段やエレベーターの中に、地震の際は7階まで上がりましょう、などという表示をつけることが有効と考える。市内の高層建物、マンションなど、官民両方を対象として協力を得て、きめ細かい対応も進めて欲しいがどうか。