13日、茶々丸は旅立ちました。亡くなる前日だって、大好きなチーズ蒸しパンやカステラを頬張るように平らげ、美味しそうに水を飲んで、見事なまでの大往生でした。

逝く日の朝も立ち上って自力でトイレを済ませると、ひとしきり歩き回ってからお気に入りのベッドに横たわった。私の出勤後はそのまま立つこともなく、叔母と母がスポイドで口を湿してくれているうちに、息をしなくなったと。

昨年の夏、便の変化で気づいた異変。お盆までと言われた予想をはるかに超えて、元気に新年を迎え、お花見も、リフォーム後のGWもずっと一緒だった。分子標的薬を40クール続けながら、必発と言われた副作用は全くでないまま腫瘍は小さくなり、あなたは発病前よりもっと元気になった。甘党がたたって糖尿にもなったけど、医者のかあちゃんを持つあなたは、尿検査とインスリンで日々管理され、獣医の先生も驚くくらいによくなった。

そして発病から10ヶ月あまり。あなたは同じ犬種の平均年齢を大きくうわ回り、私の願いどおり、大病のせいではなく天寿を全うした。

それでも、もっとどうにかできなかったかしらと何度も何度も思ってしまうけど、私なりの「精一杯」にあなたも精一杯応えて、「苦しまないで」をかなえてくれた。それが最高の贈り物。

ちゃーちゃん、どうもありがとね。ゆっくりおやすみ。

5日前の茶々丸

弔辞