4月14日、民主党衆議院生方幸夫議員主催の『動物愛護を考えるフォーラム』へ参加しました。









生方議員は、『犬・猫等の殺処分を禁止する議員連盟』の局長であり、今回の愛護法改正に向け『5つの提言』…
①動物取扱業への規制
②行政への対応・法の明確化
③飼い主への責任
④実験動物の扱い
⑤緊急災害時のペットの扱い
を以て改正の取組を行ってます。


パネラーは
女優:杉本彩さん、
日本動物虐待防止協会代表理事:藤村晃子さん
日本獣医師会会長:山根義久さん
環境省動物愛護管理室長:西山理行さん


ディスカッションでは、動物虐待についてから始まり、8週齢規制、購入、動物実験についてひらめき電球









虐待については、虐待定義と取り締まる機関がないため、放置されているのが現状です。
諸外国ではアニマルポリスなるものがあり、虐待連絡を受ければその場で対処、動物逹を保護する事ができるのです。
いずれ日本でもできてほしいと思いますが、まずは虐待定義を確立させなければ、所有者である飼い主やブリーダーからの保護もできず、注意で終わってしまうのです。


8週齢規制は、生後8週齢未満は親や兄弟から引き離してはならない。
何故引き離してはならないのか…!!
早くに親や兄弟から引き離す事で生じる問題行動や免疫力低下により病気などに感染しやすくなる為です。
イタリア、イギリス、フランス、ドイツなどでは当たり前の規制です。
家族となる子が健康で長生きしてほしいと願うのは当たり前の事ですよね!!


動物を買うのは、ブリーダー、ペットショップ、インターネットで当たり前のように販売されている日本…。
命の売買が簡単にされている裏では、流行りのさった動物たちの最後は殺処分です…。
『可愛い~可愛い~』と並べられた動物たちは、悪質な販売業者などにより競りにかけられ、お店に並ぶのです。
当然、あぶれてしまった仔たちの行く末は殺処分。
ネットで簡単に買える事にも問題があります。
繁殖には専門的知識が必要不可欠ですが、現状は悪質なブリーダーや繁殖屋が多いのです。
殺されてしまう命が沢山あるのです。
勿論、購入(飼う)側の知識も必要です。
飼ったはいいが面倒がみれなくなった、言うことをきかないから、などととんでもない理由で保健所に持ち込む飼い主もいるのです。
飼い主持ち込みの仔たちは即殺処分となります。
考えられますか?
家族として生活していたはずなのに、人間の都合で殺してしまうのです。
なんというモラルの低さでしょう…。


殺処分にかかる費用は全国で57億円。
こんな費用は本当に必要なのでしょうか?


動物実験については、環境省が3R (代替方を使う、数を少なく、苦痛を少なく)と発表してますが、情報が表にでる事は少なく、規制できてません。
実験動物用の繁殖業者もいるようですが、その情報も闇に包まれています。
2013年イギリスでは、動物実験をつかった商品の輸入、販売は禁止になっているそうです。
無駄な実験に沢山の命が失われる事のない日本にするのは、国の法改正が必要なのです。


政令、条令、法律をきちんと見直す事、つくる事は今後の動物に対する日本の在り方を変える事になるのです。


ガンジーの言葉に、『国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る』と言っています。
残念ながら今の日本の動物の扱い方は悲しい事が多く、誇れることは少ないのではないでしょうか…。


しかしながら、この現状を沢山の人達が知り、考え、行動する事で救える命がある事を知ってほしい、小さな命と向き合う事ができる日本になってほしいと願うばかりです。