日本でのデビスカップの応援、お疲れ様でした。
ワールドグループ初出場、テニスファンの方たちはきっと燃えに燃えたことでしょう!
私も日本で生の試合を観戦したかったです。
(←カロビッチ、ネットを楽にまたげる…!)
三日目は、錦織圭選手が対ドディッグ戦で1ポイント
先取して2-2。
おーっとなると、あとは添田選手の肩にかかる
わけで…これは超プレッシャー。どきどき。
でも今回もカロビッチは、エースで続々とチープポイントを獲得。
こうなると、添田選手としては自分のサービスゲームを落とさずタイブレークに
持ち込むか、相手のリズムが狂うのを待つしかないという状況ですね。
ただ残念な(?)ことに、今大会のカロビッチは絶好調。
日本側に一度もブレイクポイントを与えなかったばかりか、セカンドサーブの
勝率も75%と(ファーストサーブは89%)と、隙を見せないプレイだったのが
クロアチアを勝利に導いた理由でしょう。
でもランキング7位のクロアチア相手に、ワールドグループ初出場の日本チームが
2-3と、大健闘の結果が出たと思います!
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さて世界各地で白熱したデビスカップですが、アメリカがスイスになんと5-0で圧勝。
前日のブログでもフェデラーを話題にしましたが、2日目もスイスのダブルス・チームは
アメリカに負け、フェデラーは9年間のデ杯15連勝記録がストップしたばかりか、
ここで2連敗となってしまいました。
アメリカは、ワールド・ナンバーワンのブライアンに十代のハリソンを組ませる
予定でしたが、試合前にベテランのマーディ・フィッシュに変更。
対するのは2008年のオリンピックで金メダルを獲得したフェデラー&ワウリンカ。
アメリカのダブル・フォルトでブレイクポイントを取り1セット目を獲得した
スイスですが、2セット目以降はアメリカが巻き直し。
ワウリンカのサーブが何度もブレイクされ、3セット連続取られてしまいました。
フェデラーはその後の英語の記者会見で「アメリカはとてもいいプレイをしたので、
得るべきして勝利を得た。我々にもチャンスはあったが、今日も彼らの方が
若干いいプレイをしたのだと思う」と冷静に語りました。
(←2008年北京五輪で金メダルを獲得したフェデラーとワウリンカ)
ところがフェデラーは、スイス記者相手のフランス語での会見では、横で肩をがっくり落としているワウリンカに言及(ESPNより)。
「僕はダブルスで納得いくプレイをしたが、スタニスラフ(ワウリンカ)は力を
出せなかった。シングルスでも彼はベストの試合ができず、この負け試合のせいで
残念ながらアメリカにプレッシャーをかけることができなかった」
と、フェデラーからでたとは思えない、チームメートを非難する驚きの発言。
あわわ。
でも地元のスイスファン(今回もフェデラーのお父さんが見に来ていましたね)の
期待に添えなかったことに対し、どこかに怒りをぶつけたかったのかも知れません。
また今回のスイスの作戦として、フェデラーは「アメリカ選手が苦手な(はず?)の
球のスピードが遅いクレイコート」を特別に会場に選びました。
(アメリカ・チームのキャプテン、ジム・クーリエはクレイコートで行われる
全仏オープンに2度優勝していますが、これは計算に入れなかった…?)
ところがふたを開けてみると、高度2000なので球のスピードが思ったよりも
早く跳ね返り、スピードを抑える利点がほとんどなかったようです。
アメリカ人に影響がなかったばかりか、逆に影響を受けたのはフェデラー。
初日のイスナー戦のあと、フェデラーは「高度とクレイコート」が自分の
負けた原因としました。
こうした戦略ミスも、スイスの敗退につながったのかも知れませんね。
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最後に…当地イギリスも超燃えまくりました。
21歳のセンセーション、エヴァンス(258位)がスロバキアのクリザン(120位)
を倒し、3-2でワールドグループI2回戦進出を決めました!
エヴァンスは最初の2セットを楽々取りましたが、3セット目からリズムを取り戻した
クリザンに2セット連続で取られてしまいます。
ここでエヴァンスの快挙もストップするかとはらはらしたイギリスですが、エヴァンスは
5セット目で再び落ち着いたプレイをみせ、見事にイギリスが勝利。
世界300位をうろうろしていたエヴァンスに、いったい何が起こったのか~っと、
イギリス中が興奮でした。
アンディ・マレーなしで、よくぞがんばったイギリス!
2回戦でベルギーを倒せば、いよいよワールドグループ・プレイオフなので、
次回はやっぱりマレーちゃんの力を借りたいところです。
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