2つめの理由。知ることで見えてくる、仕掛ける側の武器。 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

昨日は…美味しくうなぎを食べたかな?

Facebookのウォールなんかでも、多くの人がうなぎを食べた…
なんて写真付きで投稿をしていて、なんとも羨ましい限り。

暗示的な方法。


こんにちは。黒影@恋愛戦略家です。

さて。

昨日は、平賀源内が作った、日本最古のキャッチコピーは、
2つの点で面白いって話をした。

1つは、昨日お話ししたとおり、明示的な宣伝ではなく、
うなぎ屋の軒先に、ただ

「本日、土用の丑の日」

という、文言を貼り出したってことだ。

一見すると、なんだか分からないけど、“うなぎ屋に貼りだされた”
貼り紙を読んだ人々が「自分で」土用の丑の日にうなぎを食べると、
良いことがある…って深読みしてくれて、お店が繁盛したってこと。

つまり、すべてを言うのではなく、言わないことで相手に想像させる…
自分の考えとして想起させるっていう、暗示のテクニックを
巧みに使っていたってことだ。

天才が仕掛けた、日本最古のキャッチコピーに隠されたテクニックと恐るべきパワー。

誰かが仕掛けている。


そして、もう1つは…。

「誰かに仕掛けられたこと」を、それとは知らずに
ボクらは動かされてるってことだ。

これは、面白い…っていうよりも、考えようによっちゃあ、
ちょっと怖いことかもしれないよね。

目覚める選択
photo by Guiri R. Reyes

土用の丑の日…つまり、夏真っ盛りのときに、栄養価の高いうなぎを食べると、
夏バテ防止になる…これは、事実なわけだから、それ自体は別に問題ない。

でも、そもそも、うなぎの旬は秋冬なわけで、この広告コピーを
仕掛けられる前には、夏場はうなぎを食べる習慣はあまりなかった。

にも関わらず「土用の丑の日にうなぎを食べる」のは、今や日本の文化
言えるほどまで定着して、習慣になってるんだから、その意味では、源内の
キャッチコピーひとつで…完全にヤラれたわけでしょ?

意図的に誰かを操作することは良くない…なんて、
綺麗ごとを言ったところで、残念ながら、世の中には、こんなふうに
「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」がいるのは厳然たる事実だ。

そもそも、宣伝や広告…なんてものは、仕掛ける側の武器なんだから。

当たり前を疑え。


怖いのは、仕掛けられる側のほとんどが、その事実を知らない、
または気づいてないってことだ。

テレビ、ラジオ、雑誌、ネット、身近な友人、尊敬する人などなど、
ボクらの周りは、いろんな情報で溢れているけど、誰かに、何かに…
仕掛けられて、知らず知らずのうちに、その影響を受けている。

逆に、仕掛ける側の論理やスキル、テクニックを知っていれば、
たとえ、何かを「仕掛けられた」としても…それは自分の判断
拒否することも、あえてそれに乗っかることもできるわけだ。

同じことをするのでも、ただ無意識に乗っかる(乗せられる)のか、それとも、
自らの意志で乗っかるのかでは、まったく意味が違ってくる。

キミが「当たり前」だと思ってること…。

ボクが、キミが信じてること、正しいと思ってること、
間違ってると思ってること…それって…。

そもそも、なんでそれは「当たり前」なんだろうか?
もしかしたら、誰かに操作されてるだけなんじゃないか?

たぶんね、そういうことって、それこそ気づいていないだけで、
いっぱいあると思うんだよ。

映画「マトリックス」で、主人公のネオは、現実に目覚める赤いカプセルと、
今までどおりに生きる青いカプセルを前に、どちらを飲むか選択を迫られる。

そして、事実を知ったとき、そのまま受け入れるのか、それとも、
そこから抜け出すのか…。

はたまた自分も他人も、多かれ少なかれ“コントロールされてる”って
ことを知ったうえで、それを上手く利用して、さらに自分を高めるのかは…
キミの選択にかかっている。