彼女の心に、小さな花を咲かせよう。〜穴の空いたバケツ。〜 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

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こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

昔、ある女の子に、とても素敵なおとぎ話を教えてもらった。

話を聞き終えたとき、すごく心がほっこりして、同時に、
そのお話を「いい話」っていう、その子の純粋さを感じた

どこかにベースになったお話があるんだろうし、そもそも又聞きだから、
正確な内容かどうかは分からないけど…大体こんなお話だった。

穴の空いたバケツ。


昔々、あるところに水汲みをする少年がいた。

彼の使っていた水汲み用のバケツは、担ぎ棒のついた二対のバケツで、
ひとつは普通のバケツ、そしてもうひとつは…小さな穴が空いていた

朝早く、少年は離れた水汲み場に水を汲みに行くのが日課だった。

大きなバケツを二つ。
帰りには水が入ってるので、さらに重くなっている。

けれども、片方のバケツには穴が開いていて、家に着くころには
水が半分以下に減ってしまう…。

だから、少年は両親に怒られながら、何度も水を汲んで
往復しなければならなかった。

あるとき、普通のバケツが、穴の空いてるバケツに言った。

普通のバケツ:「オレは自分の仕事をしっかりとやっている。水を溜めて、家までちゃんと運んでいるんだ。けれどもお前はなんだ?」

穴の空いたバケツは返す言葉がない。

普通のバケツ:「お前に穴が空いてるせいで、少年は両親に怒られて、何度も水汲みに戻らなきゃいけないんだぞ!この役立たずっ!!」

穴の空いたバケツは、自分が少年につらい思いをさせている
ことを知り、とても傷ついた。

彼は、申し訳ない気持ちでいっぱいで、少年に言った。

穴あきバケツ:「ボクのせいで…ごめんなさい。迷惑ばっかりかけてしまって、逆に何の役にも立てなくて…。」

すると、少年は笑ってこう言ったんだ。

少年:「役に立っていないだなんて…そんなことはないよ。」

穴あきバケツ:「でも、いつも水をこぼしてしまっているし…。」

少年:「いいんだよ。それにね、キミはずいぶん役に立ってるよ。ウソだと思うなら、明日、いっしょに水汲みをした帰り、道端をみてごらん。」

道端の花

photo by Dinesh Weerapurage

穴の空いたバケツだって役に立っている。


次の日、またいつものように少年は水汲みに行きました。
帰り道…穴の開いたバケツは、相変わらず水をこぼしていく

そして、少年が言った。

少年:「ほら、下を見てごらん。」

穴の空いたバケツが自分の下を見てみると…
そこにはたくさんの花が咲いていたんだ

少年:「ボクとの帰り道、キミは、この花たちに水をあげていたんだよ。」

穴の空いたバケツは驚いた。

少年:「それにね、このきれいな花たちが、お母さんに摘まれて、家のテーブルに飾られて、素敵な食卓を作っているんだ。だから…キミは十分役に立っているんだよ。」

ボクらは、どこかで必ず必要とされている。


キミも、キミだけじゃなくて、キミの大切な人も、
何の役にも立っていない…なんて落ち込んだり、
凹んだりしているときも…もしかしたらあるかもしれない。

でも、そんなことはないんだ。

大きな視点に立てば、必ず何かの役に立っている
そして、必要とされているんだ。

そう思ったら…なんだかワクワクしてこない?

さらに、自分ではたいしたことじゃないって思っていることでも、
それを欲している人にとっては、価値のあるものだってあるはず。

ボクらは、この世に生まれてきただけで、
すでに何かの役に立っていて、誰かを幸せにしている。

そして、そんなふうに意識することで、もっともっと
役に立つことだってできるんじゃないかな?

それは、たとえ大きなことじゃなくても、
自分ができる小さなことから…

この「穴の空いたバケツ」の話を聞いたときに、
なんだかすごくワクワクして、心がほっこりしたんだよね。

もし…キミも何か感じることがあったら、
ぜひキミの大切な人にも教えてあげてほしいな。