喫茶店で使えないようなスキルなんて役に立たない。 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

今日はクリスマス当日ってことで、可愛いラッピングのプレゼントを
小脇に抱えて、ウキウキワクワクなパーリィナイトっ!
…ではなく、朝から夕方までガッツリとお勉強だった(^_^;)

毎週やっているクローズドな勉強会で、思いっきりクリスマスの
ど真ん中に開催するのもどうかと思ったけど…自分主催で
日程がかぶっちゃったんだから…まぁしょうがない。

今日のお題。


今日は、せっかく全国で活躍するNLPトレーナーの方が
参加してくれたので、NLPの講座ではほとんどやる機会がない
「トランス誘導」のコツについて。

このブログでもいくつか書いてきた

「『トランス』って…そもそも何よ?」

から始まって、以前、別の講座でもやった「観念運動」
ワークをしたり、そこから相手の内的な変化を「拾う」ためのヒント、
相手の隙を利用する「オフビート話法」、さらに、それらの
ベースにある「ユーティライゼーション」まで…。

最終的には、日常のなかで“エレガント”に使える(催眠)誘導の
スキルやテクニックついてお話をした。

もちろん、ボクが一方的に何かを教えるってだけじゃなくて、
雑談のなかでは、全国でセミナーを行ううえでの苦労話や、現場での
面白話(?)などでも盛り上がって…ボク自身にとってもすごく
いい学びで締めくくることができた。

勉強会が終わってから「すごく学びになった」っていう
嬉しいフィードバックもいただき、ついでにクッキーや北海道の
おみやげまでいただいちゃったヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
(ありがとうございましたっ!)

カフェで語らうカップル
photo by rickz

トランスの重要性。


ほかの人がどう言うかは知らないけど…ボクは、NLPやセラピーの
基本のひとつはトランス誘導だと思っている。

無意識の領域を拡張して意識を自動運転?させるのか、
それとも意識の領域を拡張して、無意識に光を当てるのか…
アプローチの仕方は時と場合によって違うけど、このトランス誘導が
できてないと、そのうえに乗っかる個々のスキルパワーは半減してしまう。

いや、もっと正直に言えば「使いものにならない」わけ。

切れ味の悪い包丁で料理をしようとしたって…やっぱりその料理は
うまくできないわけで、常に使えるように砥石で研ぎ澄ましておかないとね。

以前、ある講座の生徒さんからのフィードバックでも、

「ガイド(誘導者)のことを思うと、ついつい
『いいクライアント』を演じてしまって…」


という正直な感想を多く聞いた。

つまりそれって「ガイドに気を使って」トランスに
入ったフリをしてくれたってことでしょ?

もちろん、講座のワークは「練習」だから、うまく誘導できないのは
しょうがない。そもそも初めてやることなんだから当たり前のことだ。

ボクが問題だって思うのは、大人になって勉強する楽しさのあまり、
その場のノリや雰囲気先行で、

「うまくいかなかった。」
「効果をイマイチ体験できなかった。」


ってことを、正直に相手に伝えることができないっていう関係性だ。

ワーワーキャーキャー「楽しんで」学んだ気になったところで、
それって実は、お互いにとって何の学びにもならんでしょ?

やっぱり…クライアントに気を使わせてどーすんだよと。

「練習なんだから…しょーがねーじゃん。」

って思う人もいるかもしれないけど、それは違う。
練習で本気になれなくて、どうやって本番で本気になれるんだろうか?

何度も言ってるとおり、最初は失敗したって、うまくいかなくたっていいんだ。
ただ、それを次にちゃんと生かすために、お互いに正直に言えるかってこと。

残念ながら、多くの講座は、限られた日程のなかでやることが満載
なので、時間的な制約があって、そこを詳しく掘り下げることはできない。

講座のなかで、ひとつひとつのスキルを練習する機会は、
基本的にたった1回きりだ。

だからこそ…学んだことを自分のものにするためには、
セミナールームの外の「日常」でいかに実践するか…
ってことにかかってるわけだ。

NLPやコーチング、セラピー、カウンセリングなどなどには、
それこそいろんなスキルやテクニックがある。

毎年のように“新しい”スキルやテクニックが開発されたり、
輸入(?)されたりして、進化している…とも言われている。

でもねボクは、ほんとは…必要なスキルやテクニックなんってのは、
実はそんなに多くないんじゃないかって思ってる。
(このブログでさんざんスキルやテクニックの話をしてるけど。)

ほんとに使えるスキルとは?


ボクの師匠曰く、

「喫茶店で使えないようなスキルやテクニックなんて役に立たない。」

ボクは、この言葉にセラピーやコーチング、NLPなどの、
心を扱うスキルの本質が詰まってる気がする。

つまり、セミナールームみたいな、用意された「非日常」で
うまくいった気になってたとしても、それは何の意味もない。

むしろ、日常や普段の会話のなかでさらっと使える
シンプルなものに昇華してこそ、スキルやテクニックは
生きるんだってことだ。

前述のトランス誘導についてもそう。

何も喫茶店で、テレビの催眠ショーで見るような、夢遊病者のような
深いトランスに入れろってことじゃなくて、相手の変容を手助けする
ためのトランス誘導…。

その根底にあるのは、相手を思う気持ち、相手が良き方向に
向かってほしいっていう純粋な思い…。

言葉にすると薄っぺらく感じるかもしれないけど、
「本気」っていう愛なんじゃないかって思うんだよね。