昔の男に感謝しろ。記憶や感覚を呼び覚ますスイッチ。〜アンカリング〜 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

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こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

昨日は「アンカリング(アンカーを打つ)」というテクニックの話をした。

相手の女の子が幸せなことや楽しいことを思い出して、その感情や感覚を追体験しているときに、身体的な刺激(肩に触れる、膝を当てる、頭を優しく軽く叩くなど)を与え、その刺激と感情・感覚とを結びつける…というものだ。

アンカリングに重要な要素は4つ。

・彼女の反応(思い出す感情や感覚)の強度。
・アンカリングのタイミング。(感情のピーク直前にアンカーを打つ)
・刺激の独自性。(ユニークな身体の部位)
・刺激の反復。(アンカーの打ち方、強度、部位の一貫性)


この4つを意識しながら、アンカーを打つんだ。

ところで、知っている人も多いと思うけど、条件反射の有名な実験で「パブロフの犬」という実験がある。

犬にえさを与えるときに、同時にベルを鳴らすということを繰り返したあと、あるとき、えさを与えずにベルを鳴らしただけで、犬はヨダレを出すようになった…というあの実験だ。

アンカーを打たれた女の子は、まさにパブロフの犬のように、キミの行動(刺激)によって、条件反射的に“幸せな感覚”を思い出し、結果として「キミ」と「幸せな感覚」を結びつけてしまうようになる。

つまり、彼女の身体に「アンカー」が定着すると、まったく別のことを考えていたり、逆に何もかんがえていないようなときでも、そのアンカーを“発火させる”(アンカーとなった行動をとる、刺激を与える)ことで、そのアンカーに結び付けられた「幸せな感覚」を思い出させることができるんだ。

恋愛モードのスイッチ
photo by John Piercy

彼女が楽しかったことや幸せを感じていたときが、アンカーを打つチャンスだけど、過去の恋愛話をしているときも、まさにそのタイミングだ。
たとえそれが、昔の彼との楽しい記憶を思い出しているときであっても…。

「昔の彼の話なんかしたら…逆効果なんじゃないの?」

という人もいるかもしれないけど、それはその話の主観をどこに持ってくるかで変わってくる。

確かに、“昔の彼”を強調してしまったら、あまり効果的じゃないかもしれない。

けれども、いい思い出であれば、彼女はやっぱりそのときの感覚を呼び起こして、ドキドキしたり、幸せを感じたりしている。

そんなとき、キミはひるまずに、その彼との“幸せだったときの感覚”にフォーカスして、

「そのとき…○○ちゃんはどう感じたの?」

「そのときの気持ちってどんなだった?」

と、徐々にその感覚だけを想起させていくことで、“昔の彼”と彼女自身が感じた“感覚”を分離させてしまうんだ。(分離法)

昔の男の話を聴くのは、キミにとってあまり心地良いものじゃないかもしれない。

「オレが目の前にいるのに…なんだよ!」

なんて、スネたくなっちゃうことも…。

でも、昔の恋愛話をすることで、女の子が“勝手に”恋愛モードになってくれるわけだから、逆にその昔の男に感謝してもいいくらいだ。
(普通は、この恋愛モードにするまでが大変なわけだから。)

女の子の立場で考えた場合、昔の男の話を聴いてあげる…ってことは、それだけで“余裕のある男”っていう無言のメッセージを女の子の潜在意識に与えることになる。

昔の男は、文字通り、その場にはいない“過去の男”でしかない。さらに、意図的に分離した“幸せだった感覚”を想起しているときに、彼女の目の前にいるのは…キミだ。

つまり、想起したその感覚と、いまこの瞬間にいるキミ自身を、繰り返しアンカーを打つことで結びつけて、「キミと一緒にいるから幸せ」に感じるように、再定着させてしまうんだ。

そして、この幸せだった感覚と、強力に結び付けられたアンカーを発火させることで、キミはいつでも彼女を幸せな気持ちにさせることができるんだ。