サッカー協会の中身を見てみると面白いグループが存在しているのがよくわかります。
インターネットで探していたところ面白い題材を見つけました。
時期はトルシエ監督解任騒動の時ですから1999年です。トルシエといえば釜本さんと犬猿の仲だった事は有名です。ちなみに僕は奥寺、釜本といったら奥寺派です。笑
ちなみにトルシエ監督について意見の分かれ方はこんな感じでした。
トルシエ監督解任派
川淵三郎 (早稲田大学/古河電工/現ジェフ千葉)副会長
小倉純二 (早稲田大学/古河電工/現ジェフ千葉)専務理事
木之本興三(筑波大学/古河電工/現ジェフ千葉)強化推進本部
釜本邦茂 (早稲田大学/ヤンマーディーゼル/現セレッソ大阪)強化推進本部長
*木之本さんは解任派にはいなかったという情報、証拠が多いので削除します。(7月26日)
トルシエ監督擁護派
森健児 (慶応大学/三菱重工サッカー部/現浦和レッズ)Jリーグ事務局次長
大仁邦弥(慶応大学/三菱重工サッカー部/現浦和レッズ)強化推進本部
藤口光紀(慶応大学/三菱重工サッカー部/現浦和レッズ)強化推進本部
すぐおわかりですよね。
解任派は早稲田、古河電工派、擁護派は慶応、三菱重工派というわかれかたをしています。ここまでくっきりわかれるともうそれはすごいなあと。釜本さんを筆頭に、精神的な遺恨で対立しているトルシエの事を個人的に大嫌いな早稲田グループに対して、トルシエの戦術を評価している慶応グループの対立です。
そしてこの時は慶応大学&三菱重工グループがトルシエ擁護でトルシエジャパンが目標のベスト16を果たしたのに対して、早稲田グループはトルシエ騒動の時も敗れた上、トルシエジャパンの躍進で面目丸つぶれになり、更にはジーコジャパン擁護で惨敗を喫するという不幸街道驀進中といった皮肉な形になってしまいました。
そしてこの件には続きがあり、この後にサッカー協会会長に就任した川淵三郎氏によって事実上の報復人事として形に表れます。
現在のサッカー協会幹部の面々です。
日本サッカー協会 ジーコ擁護派
会長 … 川淵三郎 (早稲田大学/古河電工/現ジェフ千葉)
副会長 … 小倉純二 (早稲田大学/古河電工/現ジェフ千葉)
副会長 … 鈴木昌 (東京大学/住友金属工業/現鹿島アントラーズ)
副会長 … 野村尊敬 (早稲田大学/チチヤス乳業)
副会長 … 釜本邦茂 (早稲田大学/ヤンマーディーゼル/現セレッソ大阪)
早稲田大学&古河電工グループによる日本サッカー協会主要ポスト独占状態です。
厚顔という表現が適当なのかなと思ってしまいますね。ついつい。
しかも川淵会長はトルシエが去って4年たった最近までトルシエ批判を繰り返してきたくらいですから、相当根に持つタイプなのでしょうかってくらい執念の深さを感じますし、全ての過去を正当化させないと気がすまないのかなと批判を聞いていて思います。
今の彼は正義の為に董卓を謀殺したものの、それによって築き上げた名声を惜しんで最後は保身に回る事だけを考えて人心を失い、最後は殺されてしまった王允とかぶります。
。。。ま、川淵会長が身内でサッカー協会を牛耳って結果を残せてない以上、責任を問われてもしょうがないですよね。
ただ、これだけ上層部が早稲田&古河電工で固められていると強力な外圧が無い限りは変化は望みにくいでしょう。(ちなみにオシム監督の前任チームのジェフ千葉は旧古河電工…)
しかし本来その外圧とならなきゃいけないマスコミはサッカー協会との喧嘩を露骨に避けています。サッカーはお金になりますからね。取材拒否が怖いのでしょうね。
ただ、マスコミもそんな姿勢で本当のオシム監督の姿を捉える事ができるのでしょうか。オシムさんや協会と一定の距離を置きつつ、冷静に見つめる事ができるマスメディアであってほしいと思っています。
ま、Blogは自由ですから淡々と書いていきますよ。