西田昌司がズバっと答える!一問一答のコーナーです。


今日もですね、今日もというか今週は
随分多い質問があったんですが、
実はそのほとんどがですね、TPPについてなんですね。

この問題について、実はですね、
いつもこの週刊西田は火曜日の発表なんですけど、
今日は無理を言ってですね、
今日は撮ってるの、コレ3月1日なんですけど、
今日中にアップして頂くようにお願いしてるんです。




といいますのは、実はですね、
3月4日の月曜日のTVタックルに、
私が出演する事になりました。

これは元々ですね、ずっと断ってきたんです。
いわゆるこういうバラエティのような番組には、
政治家が出てね、おちょくられる事は好ましくない、
と思ってやってこなかったんですけども。

私の盟友の藤井聡先生からのお話がありですね、
もう一度これでTPPについてですね、
地上波でね、最初に最後になるんでしょうけども、
発言をしてですね、何が問題になるのかを、
お話したいと思います。



それで実は今日ですね、
同じように毎日私が撮ってるチャンネル桜の
ビデオレターでもお話をしました。

で、とにかくこれが、TPPが先進国にとっては
あんまりいい事が無いんだと、
自由貿易時代があまり有利では無いんだと、
チャンネル桜で言いましたんで、
じゃあどうすればいいのか?って話を、
私はこの中でしたいと思います。





じゃあどうすればいいか。


アメリカは日本にですね、輸出する事で雇用を伸ばしたい、
という思いがあるわけですね。

で、日本は農業など守らなくてはならないものがあるし、
そもそもTPPで関税を撤廃してしまっても、
日本自体はそんなにプラスにならないというところから、
すべきことはですね、要は自分の国は自分で守るということに、
方向を舵を切る以外無いんですね。で、自分で自分の国を守りますと、

そしてその為には貿易を増強します。
そして集団的自衛権を解釈を変えてですね、
できるようにしましょうと、そして兵力増強する為に、
まずはアメリカから兵器を購入しましょうと、
F35もありますけど、結構これがお金がかかるわけですよね。

そうすると何が起こるかというと、
日本の防衛力を増強する事によって、
それでまた集団的自衛権を求める事によって、
アメリカが日本における基地展開、
これを小さくすることが出来るわけですよ。

いずれは沖縄からも、
この海兵隊が撤退、撤兵をする事にも
道は繋がって参ります。

で、そうする事によってアメリカはですね、
基地を駐留する為の国防費の負担を小さくする事が
出来るわけなんですね。


そして日本は集団自衛権をアメリカと共にですね、
発動出来る、という形で仕組みを作っておけばですよ、
これはアメリカにとってもですね、
プラスになるのは間違いないはずなんです。

そして中国に対するそういう影響力を、
抑止力を保つ事が出来ます。

そしてアメリカから兵器を購入する事によってですね、
アメリカの工業製品のカタマリですからね、
これは、非常に大きな雇用促進の効果にもなる、
ということで、日本にとってもアメリカにとっても
いい事なんです。

しかし、この問題を私は実は安倍総理に
以前お話しした事があるんですね。
安部総理もその事はよく分かっておられるんですよ。



しかし問題はですね、
アメリカが「うん」と」言うかどうかなんですよ。

つまりこの戦後の六十数年、
日本が続けてきた体制というのはですね、
日米同盟とは言うけれど、要するにアメリカの核の下で
占領状態の延長上のような仕組みになっているわけですよ。

そしてその方がアメリカにとって都合がよかった。
日本はアメリカのテリトリーだと、
準州だと、領土の一部なんだと、
そういう扱いをしてきたわけなんですよ。


つまりこの戦後の六十数年、
日本が続けてきた体制というのはですね、
日米同盟とは言うけれど、要するにアメリカの核の下で
占領状態の延長上のような仕組みになっているわけですよ。

そしてその方がアメリカにとって都合がよかった。
日本はアメリカのテリトリーだと、
準州だと、領土の一部なんだと、
そういう扱いをしてきたわけなんですよ。



で、今回私が提案してるのはですね、
まさにそこから独立をする、自立自尊の話なんですね。
それをする為の今回、決断をすべきだと言う事を
申し上げているわけです。

しかし、これは日本がそういう提案をしても、
アメリカ側にとりまして、
いや、おまえはまだ俺とこのテリトリーの一部でいろよと、
という判断を彼らがしている事が充分考えられるわけですね。




ですからここから想像なんですよね。
要するに安部総理もそういう事を含めてお考えになってるだろうと。

ですからこの記者会見をされた時にですね、
日米首脳会談の中の一番最初に言われたのが安全保障、
今私が言った集団的自衛権とか防衛力増強の話は、
しっかりと大統領と話をしたと言う事をおっしゃってました。

その上でですね、TPP交渉参加に向けてですね、
例外なき関税撤廃が条件ではないという事を確認したと
おっしゃったのですね。

で、安部総理は総理大臣ですから、
細かい交渉の中身まで皆さんにお話しする事は出来ない。

私が、勝手に私の見解でソンタク?してるのはですね、
そういう事を考えて、本来、今私が言いました、
本筋のやり方があるとお話してもですね、
アメリカ側が受け付けない、そうなってくるとですね、
今回、こういう交渉参加もしなければならないとか、
いうような話になってくるわけですよ。

ですからこれはですね、
非常に難しい判断を安部総理もされてるわけなんです。
決してもろ手を挙げてですね、賛成というようなですね、
民主党政権のようなのんきな話を我々はするつもりもないし、
安部総理もそんな事をおっしゃてるんじゃないと。





そこで要は私がこういう番組に出たり、
皆様方にお話しするのは、
日本人がわかってないんです、この事を。

私は今回TVタックルに出るのも、
この事をお話する為に出るんです。
地上波でどういう編集をされるか分かりませんけどもね、
自らの国を自らが守るという話の、そういう話の選択が無いと、
実はTPPの話もですね、条件交渉すら大変なんだよと。

そしてアメリカがその事をですね、日本側からその事を言っても、
受け入れない可能性も非常に高い、だからイバラの道なんですよ。
行くも進も茨になってるということなんです。


で、これをですね、きちんとですね、
国民が理解していれば、
安部総理に対するですね、追い風になるわけですよ。

日本の国民がですね、こう思ってるんだと、
もろ手を挙げて賛成ではなくてですね、
実は非常にいろんな事を懸念材料として考えている。

そしてその為にはですね、
逆に自主防衛をちゃんとやっていかなきゃならないと
いう声が大きくなってきてるんだよと言う事がですよ、
あからさまにアメリカに伝わっていけばですね、
これまた随分変わるわけなんですね。

ですから、是非その事を週刊西田をご覧の方々も、
知って頂きたいし、TVタックルでも、
この事を伝えてきたいと思ってます。




今日はそういう事で、
TPPに関するいろんなご質問があるんですけども、
これは要は、安全保障に関わる問題。
それからもう片方で貿易についてはですね、大した利益は無い。

しかし、今のこのグローバリズムの中ではですね、
全てを否定するわけにはいかないから、
ある程度の条件交渉になってくる、
進むも戻るも茨の道だ、という事も、
是非皆様に知って頂きたい、こういう事でした。

それからですね、もうひとつですけども、
これはですね、愛知県のリュウスケさん、20代の方から
私の正論という本を読みたいという事ですが、
私の事務所にですね、あるとは思いますので、
よければメールでも問い合わせをして頂けたらと思います。


本日もご覧になっていただきましてありがとうございました。





リュウスケさん、よかったね(*´ω`*)