ＢＬ小説小林典雅さんにぶち抜かれた２００９年１１月の読書備忘録④

さてさて、みなさまは “小林典雅さん” をご存知でしょうか？ってそりゃあご存知ですよね！ワタシはついさっき知ったんですケドも☆ ええ、ええ、「ニコさん遅すぎるにもホドがあるぅ～」ってえのはよっくご存知です！ でも！遅くてもイイ！なんでもイイ！知って良かった！読んで良かった！出会えて良かった！ああ～ん、すっごくおもしろかったーo(ﾛ≦〃)

こんにちわ☆ニコです。

、、、いきなりテンション高すぎですか？、、、そおですか！コレくらいは許容範囲ですか！じゃあお言葉に甘えてこのままのテンションでイってみまっす！！！

ちょおちなみになんですが、小林典雅さんはワタシの脳内では “テンガ・テンガーナ” と呼ばれております。ええ、ええ、ほんとにもう、どおでもイイですネ！アッハハーだ！
　　
　　

11月の読書メーターNO.4
読んだ本の数：60冊

読んだページ数：5739ページ

老舗旅館に嫁に来い! (シャレードパール文庫)/小林典雅
旅館の若旦那攻め×金髪碧眼受けじゃあなくて、もういっそ若旦那の父・大旦那さま×金髪碧眼（ぎゃ、逆か！？）なんじゃないのか！？ってくらい若旦那の影が薄いのが、これまた笑える！板長がステキｖ　読了日：11月30日著者：小林典雅　
 棒投げ橋で待ってて (シャレード文庫)/小林典雅
大爆笑☆ なにコノおもしろさはっ！とにかく何もかもがおもしろい上に知識と語彙の豊富さに感嘆！その中でも小児病棟でボランティアをする受けが子供に超人気なの比喩して「もしロリコンだったら、酒池肉林」だあなんて、死ぬほど笑った！！こんなにおもしろいのにちゃんとＢＬだあなんて、稀有すぎるっ！　読了日：11月30日著者：小林典雅　

嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)/小林典雅
お話が始まってすぐの頃、ノンケの攻め様が受けの笑顔を “可愛い小動物を全種類混ぜたような瞳にはにかんだ笑み” と賞していた時点で、もうすでに受けに落ちていたと（落とされていたと）思われる！一見無害そうな攻め様がほんと面白いｖ読了日：11月30日

ふるえる夜のひみつごと (ミリオンコミックス)/小椋ムク
絵が本当にかわいいｖ中表紙のカラーの質感がすごく好きｖ
読了日：11月30日著者：小椋ムク
 初恋姫 (白泉社花丸文庫)/凪良ゆう
受けが姫だったり主×従だったりとＢＬファンタジーの王道なハズなのに全然まったくセオリー通りじゃないおもしろさ！攻めが酔った勢いでヤっちゃった朝、責任を取るという攻めに対して受けが放ったセリフ「僕の気持ちは僕が持つ。わざわざ一心（攻め）に持ってもらわなくてもよい」お姫様なのにとことん男前な受けに痺れたっ！全世界の乙女受けに爪の垢を煎じて飲ませて
　　　　　　　あげたい！読了日：11月30日著者：凪良ゆう
 読書メーター

＊感想補足＊

知るのが遅すぎたと口では言ってみましたが、本当は全然んなこたあ思っちゃあいません！ 逆に、ＢＬに手練てきた今、知って良かったんだと思っています！ ＢＬ界に足を踏み入れたばかりの頃のニコさんだったなら、この小林典雅さんのおもしろさってのが理解できなかったかもしれません。ううん。出来なかったと断言してもイイ。ＢＬを１年以上がっぷりよつで読み込んで、コノ世界の広さと自由度の高さを肌身で知ったからコソの今！ワタシは諸手を挙げて小林典雅さんを最高におもしろいと心底思えるんだと思います。タイミングって本当に大事ですよね。この世の中の９０％はタイミングで左右されていると思います。いやはや。 まずはこのタイミングで小林典雅さんに出会えたコトに感謝を！

いやあ～さ、あーだこーだはもうどおでもイイです！とにかくまあおもしろい！世間様的には『嘘と誤解は恋のせい』が１番人気のようですが、ワタシはこの作品が小林典雅さんとの出会いだったので、そのパワーに圧倒されているうちに読み終わってしまった感があって、２冊目に読んだ『棒投げ橋で待ってて』の方がすっごくおもしろかったなあ～。ほとぼりが冷めた後読み返してみたら評価は変わるかもしれませんが、現段階では『棒投げ橋で待ってて』の方が好きですｖすっごい笑った！大爆笑でした！！こんなに笑える小説を読んだのは初めてです！ええ、ええ、端的に言うと 「こんなの、はじめて、、、っ」 って感じでっす☆ ← このフレーズも『棒投げ橋で待ってて』に出てきて大爆笑しました！濡れ場での受けの感嘆定型文、もはやギャグですよネ！

そしてそして何よりも、知識と語彙の豊富さがおもしろさをぐっとぐぐっと深めていますよね。どこの表現がおもしろかっただなんて書き出すと、作品をまるまる１冊丸写ししなけりゃなんないくらい端々までもれなくおもしろいのがたまらない！その場限りのギャグで笑いを取るのではなく、しっかりと言葉で笑わせてくれるのが素晴らしい！そんでもって実名がバンバン出てくるのも潔くてすっごい好きです！ぼかしたり匂わせたりしないで、バーンとドドーンとズッバーンと実名で出てくるトコロに惚れ惚れしますｖ

おハナシに関しては『棒投げ橋で待ってて』が一番好きですが、イラストとの合い具合はやっぱり『嘘と誤解は恋せい』の小椋ムクさんですよね！すっごい合ってた！すっごい良かった！小椋さんの可愛らしいイラストがおハナシをよりいっそうかわいらしくしていましたｖ小椋さんのイラストって良いですよねｖお上手だし。色使いもすごくイイｖ大人気作品『センチメンタルガーデンラバー』も読みたい読みたいと思っているのにいつまでたっても手に入らないのでニコ身悶え中☆

つうか、『嘘と誤解は恋せい』以外の作品のイラストはちょっとアレですよね、、、。『棒投げ橋で待ってて』はすごい好きなんですが、イラストがアレですよね、、、。残念☆

センチメンタルガーデンラバー (MARBLE COMICS)/小椋ムク
　￥650　Amazon.co.jp

『棒投げ橋で待ってて』と凪良ゆうさんの『初恋姫』はテイストが似ているので一緒に載せてみました。似てはいるけどおハナシは全然違います♪ 『初恋姫』もおもしろかったな～。コチラも受けがすごく良かったです。 受けがイイＢＬにハズレはない！ が、最近のニコさんの哲学？です。そお思いませんか？

そしてそして小林典雅さんはおもしろいダケじゃなく、文章に優しさと温かさが満ち溢れているのが大好きです。総じて攻め様よりも受けの方がキャラが立っていて、『老舗旅館に嫁に来い！』なんて、攻め様いたの！？ってなくらいの影の薄さなんですが、とにかくどの攻め様も優しくて懐の広い人ばかりなのが癒されるｖ文章にも登場人物にも厭味ったらしいトコロが一つも無く、不快に感じる表現・言葉遣いも無く、作品全体に流れる優しさの中にごり押しでは無い笑いがふんだんに盛り込まれていて。 “笑い” ってのは本当に心を癒してくれるんだなあ～と、涙を流しながら笑って、すっきりと正しく優しい心持になれる・引き戻してくれる、そんな作家さんだと思います。

『棒投げ橋で待ってて』は小児科が舞台？なので患児が何人か出てくるんですがあ、これがコレまたちょおかわいいったらありゃしねえ！子供がかわいいっていうか、子供に接するときの攻め様と受けがかわいいっていうか、なんつうかもう！もうもうもうっ！ここらへんのセリフのやり取りを読んでいるダケでワタシは自然と涙ぐんじゃうんです。別にかわいそうとかじゃないんですよ？ただひらすらちょおかわいいんですーーo(ﾛ≦〃) もうね？ＢＬ小説を読んでいる人とは思えないくらい、攻め様が子供とおハナシしているシーンの 「お泊りするのやだなんだ。このチックンもやだなの」 からのくだりを何度も何度も読み返しているワタシ。ちょお癒しだわ～ｖヒーリングッ！出来ることなら受けと子供達が戯れている場面をもっともっと読みたかった！すんげえかわいいんだよーー！o(ﾛ≦〃)

そんでもって、『美男の達人』をブクオフで見かけておきながら購入を先延ばしにしたあの時の自分の判断に眩暈がしています、、、。なんでワタシ、あの時即狩りしなかったのかしら？ねえ？？？

典雅さんの全作品キャッハーイ！　