アニメのエンディングの曲で印象に残っているのって何ですか?

 

曲が印象に残っているもの

歌詞が印象に残っているもの

画像が印象に残っているもの

 

大まかに分けるとこんな感じ…

 

Opの曲だとそのアニメの印象を決定付けるために結構力はいっていたりする印象ですがEdとなると、結構興味深い嗜好を凝らした作品もあるように思います。

 

私の中では…

 

  • デビルマン(今日もどこかでデビルマン)

デビルマンが建設途中のビルの鉄骨に腰掛けて、夕日見ながら何かを考えているようなアニメーションと共に、デビルマンが人間界で一人ぼっちの様を表現しているかのような雰囲気。

Opの歌詞にあるように、悪魔界からは裏切り者とされ人間になりきれない(不動明としてではなくデビルマンとして鉄骨にすわっていることで表現か?)自分の心の中の葛藤、誰の心の中にもある「集団の中の孤独」を表現したような映像が本当に印象的でした。

 

  • 小公女セーラ(ひまわり)

1年を通して放映されていた「小公女セーラ」そのうち11ヶ月間は実に不幸な(不幸な中にも本の小さな幸せもあったかもしれないが)ストーリ、そんなセーラを励ますようなこのEdに何度心の休まる想いをしたことか…。恐らく、アニメが終わったときにこの歌が流れることでTVの前の視聴者も「頑張るっ!」という気持ちになったことだと思います。

特にサビの部分の、「いつも太陽を見つめてるひまわりに笑われる」みたいな件があって、それがセーラの強い意志の現れみたいで、凄く共感してました。

このシリーズって最終的に悲劇(お涙頂戴)だったとしても主題歌だけは明るいって言うイメージがあったのですが(フランダースの犬)、セーラに関していうと、単純に明るいって訳じゃなかったんですよね。Opには妙に壮大感があって、そして小さなセーラが健気に生きていこうって感じで…。だから尚更Edのひたむきさが際立ったのかもしれません。

 

  • ガンバの冒険(冒険者たちのバラード)

とにかくノロイが怖かったし、尺の関係か、ワンコーラスで終わってしまうEd曲、あまりにもガンバたちの絶望感だけを表現していて「ガンバたちあんなに頑張ってるのに…」と思っていました。Opがどうしようもなく陽気な歌だったので、このギャップときたらそれはそれはまさに天国から地獄のような…。同じ現象が「元祖天才バカボン」にもありました。(「大空の梅干に~」に対して「枯葉散る白い~」のギャップも甲乙つけ難し…)

 

  • 機動戦士ガンダム(永遠にアムロ)

ストーリとかメロディとか歌詞とか全く関係なく、最後のぶった切り感…。

最後の♪永遠に・・・の後、続くのかと思いきや「ジャーン」で終わり。ちょっと衝撃でした。

と思っていたら、歌詞も微妙に投げっぱなし、もしくは技の掛け逃げみたいな感じでした。

前半で散々、ふるさとを思い出せとか幼い時に暖かい人たち囲まれたときをって言っておきながら、最後は「アムロふりむくなアムロ」って…。万引き仕掛けといて、こいつが犯人ですって突き出しているみたいな歌詞…。切ないです、曲も歌詞もぶった切り感たっぷりでした。

曲のぶった切り感で言えば挿入歌ではありますが、超時空マクロスの「私の彼はパイロット」も唐突にワンコーラスで終わっちゃいますね。(後にツーコーラス目とか追加されたみたいですけど)

 

  • ラ・セーヌの星(私はシモーヌ)

こちらは衝撃を受けたって言うべきかな…。ラ・セーヌの星はどう見ても子供向けの番組のはず、なのに冒頭にいきなりフランス語(しかも字幕無し)「何故?」しか思い浮かばない。(フランダースの犬のOp冒頭もオランダ語?が入ってましたが…)

このラ・セーヌの星、ストーリ的にも??な部分がありまして…。普段パリの街中で花屋をしているシモーヌと言う娘が夜、闇に紛れて正義のためにラ・セーヌの星となって戦うと言うお話しなんですが、悪党(政治を牛耳っている貴族ども)に早々に正体がばれてしまうんです。普通そういうのって最後のクライマックスまで、秘密にしておくでしょう。それが開始して1ヶ月位で「あいつがラ・セーヌの星か」みたいになっちゃって…。見てるほうは「えっぇ…!」ってなっちゃうわけで。でもその答えはEdの冒頭のフランス語のところにあったんです。

 

その問題のフランス語の台詞

Simone, c'est moi !

(私はシモーヌよ!)

Pour mes parents, mes soeurs et mes amis,

(私の両親、友達、そしてみんなのために)
Je vais à Versailles, à Versailles !!

(私はヴェルサイユへ行くわ、ヴェルサイユへ!!)

 

最初に言ってるじゃん「私はシモーヌ」って…

実はシモーヌにはもう一つの秘密があって実はマリー・アントワネットの○○だった、と言うのがストーリが進むにしたがって明らかになっていきます。