日本ではマッサージの後に来る痛みを揉み返しと言いますよね。この表現、どちらかと言うとネガティブな意味で使われているように思います。
私の施術するレメディアルマッサージは、翌日もしくは翌々日に鈍痛が伴う事が多く、施術後には必ずその旨説明をしています。
私がTAFEで骨筋肉系の勉強をしていたと言うと、必ず言われるのが「骨や筋肉の名前を覚えるの大変だったでしょう」と言うフレーズなのですが、それは全く大した事ではなく、何が大変だったかと言うと、筋肉がどこから始まってどこで終わっていてどういう動きをするのかというのを覚える事でした。
レメディアルマッサージはその知識を元に問題のある筋肉を特定して、硬くなったり癒着を起こしていたり、炎症があればその部分に手持ちのテクニックを駆使して治療していきます。繊維や筋肉に沿って行う技術もあれば交差させるなど全て計算して行なっています。筋肉が刺激を受ける事によって筋肉痛が起きるのは当然と言えば当然。
私がマッサージを受けた後になんの痛みも伴わない場合、問題箇所を特定出来ていないケースが多く、むしろセラピストの技術不足を感じることが多いです。
当てずっぽうに筋肉を刺激してできた痛みである「揉み返し」とレメディアルマッサージの後の痛み、別物であると理解して頂けると有り難いです。