シャングリ・ラ ホテル 東京 ピャチェーレでディナー | LOVELOG

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シャングリラホテル東京のモダンイタリアンのダイニング「ピャチェーレ」。


出産前に夫と2人で訪れた時の記録。



ピャチェーレ

洗練された現代的な雰囲気がとても素敵なレストラン。

写真がブレブレでも美しい。



ピャチェーレ

ブラッドオレンジジュース


食前酒代わりに。妊娠中でアルコールが飲めなかったので。

夫は、シャンパン(奥)。



ピャチェーレ
フォカッチャ


最初にサーブされたパンはフォカッチャ。



ピャチェーレ


アミューズ。メニューには表示されていない。

ひよこ豆だったか、ブイヨンが効いていてこれからの食事を楽しみにさせてくれる。



ピャチェーレ
マグロのポワレ 白インゲン豆と赤玉葱のサラダ

オリーブオイルのジェラート


前菜。

フレッシュなマグロの食感・味、ポワレの香ばしさ、サラダのさっぱり感が、それぞれ味を際立たせている。


(マグロ摂取による水銀の危険性がはっきりと指摘されているので、妊娠中にマグロを食べたのは、この時とあと1回くらい。これほど避ける必要もないのかもしれないが、精神的にも安心したかったので食べなかった。久しぶりのマグロということもあって美味しかった。)



ピャチェーレ
フレッシュトマトとモッツァレッラのカプレーゼ


オーソドックスなものが好きな夫が選んだ前菜。味もオーソドックスだったよう。



ピャチェーレ
イカ墨のタリオリーニ トリッパと手長海老のソース ミントの香り


パスタ。

このレストランにしては、少しボリューム感のある見た目。

トリッパ(もつ)やイカ墨でありがちなB級グルメ的な味ではなく、臭みの無い洗練されたコク。

タリオリーニは軽く、歯ざわりもちょうど良い。

名前や見た目から予想するよりもずっとさっぱりと軽い一皿。


本来はこの上にミントの葉が乗っているはず。この時はパス。おそらくさらにスッキリした味が想定されているのかも。



ピャチェーレ
シエナ風ピチ ハマグリと香草パン粉


夫のパスタ。

モチモチした弾力のあるピチは、このレストランでは欠かせないパスタかもしれない。何回か食べたが、好みの固さで、とても美味しいと思う。(が、今回は別のものを選んだ)

ハマグリの旨みと、香草パン粉(モッリカータ)の香ばしさが、よく絡んで美味しいと言っていた。



ピャチェーレ


バゲット。トマト味(奥)とシンプルなもの。



ピャチェーレ
鱸と蛤のトスカーナ風”カチェッコ”レモンのコンフィ添え


メイン。

カチェッコは、ブイヤベースのようなトマトベースのアクアパッツァのような、魚介のトマトで煮こんだ料理。

スープに浸かっているのではなく、ソースのようでしたが、魚介の美味しさがぎゅっと凝縮されていて、あっさりクセのないスズキと良く合っていた。


(スズキは水銀の要注意リストには入っていなかったが、PCB濃度が高いことが多いため、妊娠中の食べ過ぎは気を付けたほうがいいらしい。この時期、水銀が気になってあまり魚を食べておらず、たまに食べるなら一流店でと思ってはいたが。魚摂取によるメリットとデメリット、どちらを取るか難しい。)



ピャチェーレ
豚の肩肉の炭火焼き 季節の豆のバリエーション ガーリッククリーム


夫のメイン。

ガーリッククリームの香りが食欲を誘う。炭火焼きのカリッとした食感と香りは、文句無く美味しい。



ピャチェーレ

プレデセールのグラニテ。アミューズ同様、メニューに表示無し。

パイナップルとパッションフルーツなど、トロピカルフルーツの組み合わせだった覚えが。かなりなめらかで、グラニテというよりソルベなのかも。甘酸っぱく、食事の終わりを感じるにはちょうど良い味。



ピャチェーレ
シェフズセレクション ドルチェ


クリーミーな甘さに、アメリカンチェリーがほんのり甘酸っぱく、美味しくいただけた。



ピャチェーレ
ティラミス Piacereスタイル


おそらく、オープン当初から変わらないデザート。

円柱状の中身がティラミスで、外側に巻いてある極薄い生地を崩すと、ほろ苦く大人な味のティラミスが。


(妊娠中につき、コーヒー(カフェイン)と非加熱チーズ(トキソプラズマ)も避けていたのでティラミスはやめたが、こちらのが美味しかった気がする。)



ピャチェーレ
ルイボス オレンジ ティー


オレンジ風味のルイボスティー。ちょっとお茶をする時には、オレンジの香りがすがすがしく、美味しいお茶だと思う。が、食後に素敵なデザートと共に飲むには、香りが邪魔だったかもしれない。自分の選択ミス。


(ノンカフェインの飲み物は、数種類用意されていて、この時点でこちらが妊婦だとわかっていたスタッフは、最初からコーヒー、紅茶を省いた選択肢を教えてくれた。他のレストランではなかなか無く、ありがたい。)



ピャチェーレ

プティフール。こちらもメニューに記載無し。


見た目以上にボリューム感のあるプティフール。見た目は、さくっと軽いものが多いが、食べてみるとモチモチしていたり飴状だったり。


この時点で相当お腹がいっぱい、デザートもたくさん食べていて甘いものももう不要、という状態だったので、少し重かった。

アフタヌーンティーなどで、ルイボスオレンジティーとこのプティフールのセットなら、すごく嬉しいと思う。

と言いつつ、全部食べきった。


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洗練された味のイタリア料理で、フレンチのよう。一皿の量は一見少なめだが、コースが終わってみれば、もう食べられないほどに満足した。


空間はとてもゴージャスで、非日常的。ブルーグリーンのソファと、美しいシャンデリア、磨かれたミラーと、ニコライバーグマンの花が、豪奢な雰囲気を醸し出している。

シャングリラの象徴であるシャンデリアは、ここではベネチアングラスでできている現代的なデザインだが、それもまた美しい。


スタッフが悪くはないが良くも無い、という点が若干残念ではあるが、マイナスポイントというほどではない。


とても好きな場所の一つ。


(ランチとディナーは12歳以上限定の大人の空間。子供が生まれたらもう来られない、と惜しみながら楽しんだ。出産後の今となっては、子供と行ける場所こそが楽しい場所となったが。娘が12歳になる頃には、新しい素敵なレストランがたくさんできているだろうし、そもそもこのピャチェーレがまだ存在しているかわからないが、一度連れて行きたい、思い出の場所だ。)