Vogue のユノを見ていて・・
スーパーモデル ユノxスタイリスト ジェジュン が頭の中暴れました・・・
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月下美人 yunjae FF story
美人は三日で見飽きるとか、大嘘だ。
ユノの視線が、痛いほど突き刺さる。
「あの・・」
ユノの服を整えながら、ちらりと見上げれば、真っすぐにジェジュンを見つめていた。
慌てて、俯く。
ああ、襟元直さなきゃ・・メイクも少し・・
「なに?」
「そ・・そんなに見られるとちょっと・・」
綺麗な人に見つめられると、こちらが恥ずかしくなるのはどうしてか。
職業柄、美人と言われる人達と接してきてそれなりに免疫はあるはずなのに、このままじゃ仕事にならなくなりそうで、こんなチャンス、逃すわけにはいかないのに・・とジェジュンは自分を叱咤する。
スタイリストが本業だがヘアメイクもアートディレクターもこなせる、と重宝がられることはあるが、この世界でのキャリアはまだまだ浅く、指名が少しずつ入りだしたときはそれこそ世間に認められたような気がして、嬉しくて。
もっともっと、と死に物狂いで仕事をしてきた。
そんな矢先、ユノの専属へと抜擢されたときは「なんで俺が?」とただ驚いた。
世界中の雑誌、クチュールから出演依頼が殺到している、スーパーモデルのYunho。
アジア人で9頭身という稀有な存在。
スタイルの良さ、足の長さは言わずもがな、圧倒的な存在感なのに嫌な威圧感はなく、むしろ男らしさや
凛とした強さを感じるのに、優しさや暖かさまでが、紙面からも伺える。
ショーに立てば、ユノにだけスポットライトが当てられているようで、周囲の者は息をすることも忘れ、その優雅なたたずまいに目を奪われ、感嘆の溜息を漏らす。
一転、ステージを下りれば、少年のように無邪気に笑う笑顔に、真摯で誠実な態度に、スタッフ、ファンを大切にする情の温かさや義理固さに、きっと全ての人がユノの魅力に虜になる。
そんなユノの周りを固めているのは、勿論、超がいくつもつくような一流のスタッフ達。
裏方といえ、その道を極め、探究し続ける美のプロフェッショナル。
そんなチームの中、アシスタントではなく、専属のヘアメイク、スタイリストとしての契約話が舞い込んできた。
あのユノと仕事をするなんて恐れ多くて、でも断るなんてもっと恐れ多くて、誰かと間違えているのか、何かの冗談なのかと訳が分からないまま、通された部屋。
生のユノとの初対面。
テレビで見るより、雑誌で見るより、噂で聞くより、もっと、言葉にならないほど、ユノは綺麗で、かっこよくて、ただ呆然と見惚れてしまった。
差し出されたユノの大きくて綺麗な手に、魔法にかかったようにそっと触れると、力強く握られて。
「これから、よろしく。ジェジュン」
深く、そして強く輝くユノの瞳は、吸い込まれてしまいそうに、美しかった。
そして見たことがないような優しい笑顔に、ジェジュンはその後、ユノと何を話したのか、マネージャーが説明していた契約内容に、どう答え、そしてサインをしたのか。
ぷつりと記憶が抜け落ちたように思い出せない。
夢だ、と言われたほうが納得ができたかもしれない。
けれど、夢以上に、現実は、想像をしていたよりも、ずっと・・・
「・・ジェジュン、綺麗な顔してるよなあ」
「・・・・は?」
・・・いまの、幻聴?
綺麗?綺麗って・・それはユノでしょう。
「前から思ってたんだけど、なんで裏方やってんの?芸能スカウト、いっぱいされただろ?」
ユノの目尻に抜けそうな睫を見つけ、そっとつまむと、そのまま手首を握られる。
緩く掴まれているだけなのに、足元から、全身の力が抜けてしまいそうだ。
至近距離でユノに覗きこまれ、ジェジュンは自分の心臓が顔にあるのかと思うほど、全身の血液が集中してばくばく、と警報のように鳴り響いている。
「まあ・・今さら、見せたくないけどさ、」
「え・・」
そっと手を引かれ、肩を抱きよせられた。
→no.(2)
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・・・みたいな。ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
(と最初はこの1回で終わっていた月下美人を、続けて今に至ります 2011.9)
スーパーモデル ユノxスタイリスト ジェジュン が頭の中暴れました・・・
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月下美人 yunjae FF story
美人は三日で見飽きるとか、大嘘だ。
ユノの視線が、痛いほど突き刺さる。
「あの・・」
ユノの服を整えながら、ちらりと見上げれば、真っすぐにジェジュンを見つめていた。
慌てて、俯く。
ああ、襟元直さなきゃ・・メイクも少し・・
「なに?」
「そ・・そんなに見られるとちょっと・・」
綺麗な人に見つめられると、こちらが恥ずかしくなるのはどうしてか。
職業柄、美人と言われる人達と接してきてそれなりに免疫はあるはずなのに、このままじゃ仕事にならなくなりそうで、こんなチャンス、逃すわけにはいかないのに・・とジェジュンは自分を叱咤する。
スタイリストが本業だがヘアメイクもアートディレクターもこなせる、と重宝がられることはあるが、この世界でのキャリアはまだまだ浅く、指名が少しずつ入りだしたときはそれこそ世間に認められたような気がして、嬉しくて。
もっともっと、と死に物狂いで仕事をしてきた。
そんな矢先、ユノの専属へと抜擢されたときは「なんで俺が?」とただ驚いた。
世界中の雑誌、クチュールから出演依頼が殺到している、スーパーモデルのYunho。
アジア人で9頭身という稀有な存在。
スタイルの良さ、足の長さは言わずもがな、圧倒的な存在感なのに嫌な威圧感はなく、むしろ男らしさや
凛とした強さを感じるのに、優しさや暖かさまでが、紙面からも伺える。
ショーに立てば、ユノにだけスポットライトが当てられているようで、周囲の者は息をすることも忘れ、その優雅なたたずまいに目を奪われ、感嘆の溜息を漏らす。
一転、ステージを下りれば、少年のように無邪気に笑う笑顔に、真摯で誠実な態度に、スタッフ、ファンを大切にする情の温かさや義理固さに、きっと全ての人がユノの魅力に虜になる。
そんなユノの周りを固めているのは、勿論、超がいくつもつくような一流のスタッフ達。
裏方といえ、その道を極め、探究し続ける美のプロフェッショナル。
そんなチームの中、アシスタントではなく、専属のヘアメイク、スタイリストとしての契約話が舞い込んできた。
あのユノと仕事をするなんて恐れ多くて、でも断るなんてもっと恐れ多くて、誰かと間違えているのか、何かの冗談なのかと訳が分からないまま、通された部屋。
生のユノとの初対面。
テレビで見るより、雑誌で見るより、噂で聞くより、もっと、言葉にならないほど、ユノは綺麗で、かっこよくて、ただ呆然と見惚れてしまった。
差し出されたユノの大きくて綺麗な手に、魔法にかかったようにそっと触れると、力強く握られて。
「これから、よろしく。ジェジュン」
深く、そして強く輝くユノの瞳は、吸い込まれてしまいそうに、美しかった。
そして見たことがないような優しい笑顔に、ジェジュンはその後、ユノと何を話したのか、マネージャーが説明していた契約内容に、どう答え、そしてサインをしたのか。
ぷつりと記憶が抜け落ちたように思い出せない。
夢だ、と言われたほうが納得ができたかもしれない。
けれど、夢以上に、現実は、想像をしていたよりも、ずっと・・・
「・・ジェジュン、綺麗な顔してるよなあ」
「・・・・は?」
・・・いまの、幻聴?
綺麗?綺麗って・・それはユノでしょう。
「前から思ってたんだけど、なんで裏方やってんの?芸能スカウト、いっぱいされただろ?」
ユノの目尻に抜けそうな睫を見つけ、そっとつまむと、そのまま手首を握られる。
緩く掴まれているだけなのに、足元から、全身の力が抜けてしまいそうだ。
至近距離でユノに覗きこまれ、ジェジュンは自分の心臓が顔にあるのかと思うほど、全身の血液が集中してばくばく、と警報のように鳴り響いている。
「まあ・・今さら、見せたくないけどさ、」
「え・・」
そっと手を引かれ、肩を抱きよせられた。
→no.(2)
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・・・みたいな。ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
(と最初はこの1回で終わっていた月下美人を、続けて今に至ります 2011.9)