7月20日(土)・・・
日立市内の小・中学校の夏休みがスタートしました!


そんなこの日 月に一度の
「日立総合病院乳がん患者会」の「第23回おしゃべり会」も開催されました

毎月第3土曜日10時から開催されています

いつも光に包まれて・・・

↑ 写真提供は患者会代表のKAZさん


土曜日は病院はお休みです
お休みでシーンとした病院内の会議室で「おしゃべり会」は開催されています


慣れれば問題ありませんが初参加だとドキドキかな


会議室は通路の奥の奥(笑)にあるので写真の掲示板とともに
スタッフが立って御案内していますので安心していらしてくださいね


とは言ってもここに辿り着くまでに迷っちゃう場合もあるかな


本館3階の総合受付をめざしてお越しください




さて・・・

今回の参加者は スタッフ7名  リピーター3名
医療スタッフ 1名  そしてお子さん 2名    


合計13名でした


看護師さんはお休みの日にほとんど毎回「おしゃべり会」に参加してくださってます

心から感謝です!


小さなお子さん2人も ママたちが「おしゃべり」に参加しているあいだ
2人で仲良く遊んで待っててくれましたね ありがとう!


今回は「乳がん仲間の小さなおしゃべり会momo♪」のスタッフで
茨城県のピアサポーターでもあるI上さんも顔を出してくださいました
心強い助っ人です ありがとう!




「おしゃべりしてストレス発散しましょう!」というKAZさんの
オープニングで始まりました



KAZさんをはじめ つい最近 半年ごとの検査を受けてその結果待ちの
状態の方が数名いました!


検査前もドキドキですが 結果が出るまでもドキドキ
無事何事もなくクリアできますように・・・と誰もが祈る気持ちだと思います


現在 抗がん剤治療真っ最中の方もいました

治療中は 本当にいろいろつらいことがありますよね・・・
副作用の数々・・・
味覚障害が起きて 何を食べても美味しくない・・・
まつげが抜けてしまい 涙がストップできなくなり
いつもなんだか泣いてるような状態になったり・・・


治療体験のある参加者の皆さんは   うんうん・・・
自分の体験を想い出しますね


まつげがほとんど抜けてしまうと つけまつげも付かなくなるので
そのあいだは伊達メガネやサングラスで対処したというアドバイスが
あったり・・・


美味しく食べられることは幸せなこと・・・
食べられるものは美味しくいただこう!と   これもみんなで  うんうん(笑)




「広がる選択肢」についても話題になりました

いつも光に包まれて・・・-DSC_1796.JPG

つい最近 「乳房再建」手術が保険適用になりました


私が手術したのは2004年
もう10年も前のことになります


あの頃は・・・自費だったし(100万以上はかかる・・・)
そもそも茨城県では「乳房再建」手術を受けられる病院はほとんど
なかったです
ですからもし受けたければ東京などに行くしかありませんでした
そんな状況だったし私は手術が怖い!と思ってしまう人間なので
「再建」については別に特に考えもしませんでしたが
当時「再建」を希望していた人たちにとってはそれを選択することは
容易な道ではなかったと思います


「日立総合病院」でも「乳房再建手術」が行われるようになったそうです


「選択肢」が増えることはとてもいいことですが
その分 患者は考えなくてはいけないことも増えます
「自分はどうしたいのか・・・どうするのがいいのか・・・」



10年のあいだに 乳がんでは たくさんの薬も開発されました


でも抗がん剤の副作用の「脱毛」に関してはなかなか改善されないですよね・・・

「脱毛」に関してはいつも話題に上ります


治療が終わって数年経っても年齢によっては(おおむね50歳~)
頭頂部の髪の毛が元通りにはなかなか戻らない・・・という悩みを抱えている人が
多いです


身体は元気になっても「外見」が元通りに戻らないとやっぱり悲しく感じます
頭頂部だけに「付け毛」を使ったり・・・ 「ウィッグ」を使用したり・・・
「帽子」をかぶったり・・・


状況によっては「帽子」を取らなくてはいけなくなったり・・・
「付け毛」をバッチリいい感じに装着するのに手間取ったり・・・
外出前の身支度に時間がかかることを家族に理解してもらえなかったり・・・
「そんなの誰も気にしてないよ どうでもいいだろ」みたいに言われることがあると
ムカつく・・・などなど


たぶん 実際に気になるのは「本人」だけなのかもしれませんが
自分が不安や心配なく「気持ちイイ状態でいられる」ことって本人にとっては
大きな問題なんですよね    「付け毛」の状態に関しても!



私は右乳房を全摘していますが 震災で震度6強を体験して以降
自分の行動で変化したことがあります

私はこの10年 シリコン製パッド(ブラジャーのポケットに入れるタイプ)を
使っています

3回ほど買い換えもしています


使用しないときは 形崩れを防ぐためのこんなケースもあって
このケースに入れていました

いつも光に包まれて・・・-DSC_1795.JPG
いつも光に包まれて・・・-DSC_1794.JPG


でも・・・ 震災を経験して・・・
就寝中に大きな地震が起こって外に避難することになったら・・・と考えたとき
寝る前にブラジャーにパッドをセットした状態にしてベッドサイドに置くように
なりました


ペチャパイの人ならそんなに気にならないかもしれませんが
私はやっぱりこのパッドがなかったら人前には出られません
だって大きな左右差が生じ明らかに「片胸」って状態になってしまいます

地震のときなんて大変な状態だから誰も気にしないよ・・・と言われて
しまいそうですし確かにそうだと思いますが自分がダメなんですよね

そのまま避難生活が続くようになっちゃったら・・・とか考えちゃいます

パッド自体の形崩れなんて それに比べたらどうでもいいです(笑)



まあ こんなふうに 「乳がん」を体験してなかったら生じてなかった問題も
いろいろと生じてたりしてるんですね


「体験者」どうしだと うんうん とわかり合えることも
「体験」してなければ気が付かないのも当然なので
わかって欲しいことは家族には「説明」した方がいいのでは・・・とみんなで話しました

言われないとわからないことってありますもんね
パートナーには以心伝心を求めがちですし
以心伝心でわかり合えたら理想ですが(笑)それはまず無理・・・と考えた方が
ムカつき度合いや悲しく思う度合いが軽くなるかもしれません(笑)と
若い参加者に おばさんたちでアドバイスしました(笑)



「おしゃべり会」は「わかって欲しい」ことが自然に「わかってもらえる」から
日頃のストレス発散になるのでしょうね


「わかってもらえない」・・・というのがストレスの源ですよね~


「わかってほしい」と思うだけでなく
自分も「想像力」を働かせ他者の気持ちを少しでも「わかる」ように
心に寄り添えるように努力しなくちゃと思います



「身体を動かす」・・・「運動」の大切さも話に出ましたよ


身体のバランスを整えるのに「運動」が大切ということは
手術・治療前に運動習慣があって手術・治療のために「運動」を中断せざるを
得なくなった人は実感が大きいようです


私も同じでした


自分のできる範囲で身体を動かすことは「元気」につながると思います
そして「おしゃべり」同様 ストレス発散にもつながるかも



「リンパ浮腫」についても話が出ましたが
日常生活での注意点など今までの「KTプロジェクトリンパ浮腫勉強会」で
得た知識をシェアしました



今年も 東京より講師の先生をお招きして「リンパ浮腫勉強会」を開催します
9月7日(土)午後3時~5時30分
おおたしろクリニック(平和町)
参加費 1000円  先着20名

参加ご希望の方は 私 あるいはKAZさんにご連絡くださいね





というわけで 今回の「おしゃべり会」も無事終了しました!


皆さん すっきりした笑顔で帰って行かれました




代表KAZさんはじめスタッフの皆さん
ご参加くださった皆さん  お疲れさまでした  ありがとうございました




次回は 8月17日(土)10時~12時になります



私は 旅に出てるため不参加となりますが
時間のある方はぜひ「ストレス発散」に(笑)ご参加くださいね