以前にも書きましたが、私は甲状腺機能亢進症という病気になり

手術で甲状腺を切り取りました。

全てではなく、一部は残してあります。

ちゃんとホルモンが正常に分泌するくらいの大きさにね。


手術は、大分別府の、この業界では超有名な野○病院です。

なので、手術痕は見事なまでに、ほぼ見えないくらいにきれいです。

そして、普通の生活にもどりました。


手術をして5年ほど経った頃、

なんだか体がだるい、いつも眠い、気分が晴れない、

風邪をひきやすく治りにくい、虫さされ跡がいつまでも治らない

などの症状に悩まされ始めました。


病院に行くけれど、原因が分からず

単なる疲労で片付けられていました。

病院を転々とし、ついには国立病院で検査。

けれど、血液検査には何ら異常はありませんでした。


お医者さんも、「おかしいな~」と首をかしげ

これまでの病歴をいろいろ聞かれました。

そして、もちろん甲状腺機能亢進症で手術したことも話ました。


すると、それまでサラサラとメモをとっていた先生の手が止まり

その後、定期的に検査はしているのかと尋ねられました。


答えはNOです。

たしかに、病院からは一年に一度定期検査に来るよう

言われてました。

でも、福岡から大分まで、遠いんですもの。

足だって遠のきます。

それに、特に、それまで体の不調もなく

自分が亢進症だったことも忘れていました。


先生は、改めてもう一度、血液検査をすると言いました。

結果は、先生のお見込みのとおり、低下症でした。


甲状腺機能亢進症にしろ、低下症にしろ、普通の血液検査では

わからないみたいですね。

血液検査の項目をいくつか増やすみたいです。

発見が遅れてしまうのも、ここに原因があるのではないかと思います。

亢進症の診断も、最初の病院でわからなかったですから。


病状も、うつ病に間違われたり、疲労などと片付けられたりするなど

とてもわかりにくいです。


亢進症で手術をしたら、定期的に検診することをオススメします。

体がだるい、抵抗力がないなどの症状がでたら、

単なる疲れなどと過信せず、病院に行きましょう。

病院では、自分の病歴を詳しく先生に話しましょう。