熊田千佳慕さん
- 熊田 千佳慕
- ファーブル昆虫記の虫たち〈3〉
熊田千佳慕さんは私の大好きな画家です。
インターネットで生まれて初めて検索したのも「熊田千佳慕」でした。
著者のライフワークでもある「ファーブル昆虫記の虫たち」は
現在4巻まで出版されていて5巻は只今製作中。
今年94歳になられてまだまだお元気で絵を描かれているという記事を読み安心しました。
5巻が楽しみです!
(画像にありますのは第3巻です。)
息を呑むような細密な絵の一枚にかかる時間は気の遠くなるような時間だそうで
たとえば蛾の羽にびっしりはえている毛の一本一本まで精密に描かれているのです。
著者はまず草原で腹ばいになって何時間も観察し自宅に帰って描かれるらしく
今までに何度も「行き倒れ」と間違えられたんだそうです。
- ワルデマル ボンゼルス, 熊田 千佳慕
- みつばちマーヤの冒険
これは特に私の愛する作品です。
こんなに写実的に蜂を描いているにもかかわらず
マーヤの表情に恐怖や喜びや、悲しみそして勇気までも感じ取ることができ
熊田千佳慕さんにしか描けない素晴らしい作品だと思います。
ドラマチックともいえる見事な構図、美しい花、小さな生命の数々が生き生きと描かれています。
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これは去年熊本私立体育館の敷地内の木で真っ昼間に脱皮していたせみの画像です。
私も子供達もTVや図鑑では見たことがあったのですが、生は初めて!
というのも、普通は脱皮は夜中にするもので、まさか昼間に見ることが出来るとは驚きました。
今年はまだ見に行っていませんが、このあたりの木は無数のセミの抜け殻だらけで
他にも今、土から出てきたばかりで、一生懸命よじ登っているものも居ました。
今年ももしかしたら、体内時計の狂ったセミがいるかもしれません。
お近くの方は行かれてみてはいかがでしょう?
100%見ることが出来るという保障はありませんが・・・
でも行く前に子供達と「見守るだけにしようね」と約束してからにしてください。
くれぐれも触ったり持ち帰ったりされないようにして下さいね。